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【釜本邦茂】日本にはルカクのようなFWは現われないのか? ベルギー戦は未来の指針になるゲームだ

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月03日

日本でも190センチ以上の大型FWを作れるはず

日本はチームとして個の能力の高いベルギーと渡り合った。今後は、いかに個の力を高めていけるかが課題だ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 日本はベルギー戦で確かに惜しい試合をやったし、もう少し守り方に対策があれば勝てたのかもしれないけど、この試合に満足しているようでは、いつまでも世界に追いつくことはできない。
 
 組織である程度までベルギーを追い込むことはできたが、結局は相手の個の能力に打ち破られている。最も分かりやすかったのは、ベルギーのストライカー、ルカクだろう。195センチ近くあって、90キロの巨体。まるでラグビー選手のような身体だが、走ればスピードもあるし、体幹の大きい身体だから当たられてもビクともしない。日本は、吉田と昌子がうまくマークしていたけど、最後は決勝点につながるスルーをまんまと決められた。日本戦ではゴールこそなかったけど、ポストプレーで起点となり、ゴール前ではうまく潰れ役となってベルギーを勝利に導いた。
 
「日本にもあんなFWがいれば」と思う人は、私だけではないはずだ。ないものねだりをしてもしょうがない? いや、そうではないだろう。日本はああいう選手を意図的に作ろうとしていないだけ。ルカクのように190センチ以上もの体格があって、代表でも活躍できるような大型FWの素材は、絶対にいるはずだ。
 
 そういう素材を、我慢強く育てていく。ある程度、辛抱強く使っていく。日本ではとかく、俊敏性のあるタイプが好まれるから、大型の選手はなかなか育ちにくいものだけど、もっと選手の特徴をうまく生かした育成をしていくべきだ。
 
 ルカクのような大型ストライカーにしろ、ルカクを圧倒するような大型のセンターバックを作るにしろ、これからの日本サッカーは、より育成年代からの個の強化が必要だ。また、ベルギー戦で見出された課題を育成年代にまで下ろし、何が足りなかったのか、どんなトレーニングが必要になるのかを伝えていくのは必須だろう。
 
 今のJリーグにしても、前線や最終ラインの大型選手は外国人任せで、日本人は中盤で安全にパスをつなぐことばかりに終始しているチームもある。それでは、いつまで経っても、日本のウィークポイントはウィークポイントのままだ。
 
 そういう意味で、ベルギー戦は、今後の日本サッカーの指針になるゲームと言えるし、協会はこの試合を詳細に分析して、いち早く強化に役立てなければいけないよ。
 
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