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【ベルギー戦|戦評】惜しかったのか? いや、これが日本の限界。褒めるべきはベルギーの底力だ

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年07月03日

ある意味、2失点目は防ぎようがなかった

「ベスト8の壁は遠いなって改めて思いました」長友はそう語った。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 長友の言うとおり、勢いづいたベルギーの攻撃はテンポもよく、74分にはエデン・アザールのクロスからマルアン・フェライニのヘッドで2-2に追いつかれた。
 
 テクニシャンのアザールへの対応はFWの大迫で、194センチのフェライニと競ったのは180センチの長谷部と、ミスマッチだった。大迫にアザールを止めるというのは酷だし、あそこで長谷部がフェライニを阻止するのも難しい。アザールにあそこまで持ち込まれた点で、ある意味、あの失点は防ぎようがなかった。
 
 ふたつ目の敗因を挙げるなら、守備固めで投入したはずの山口蛍が思いのほか試合に入れなかったことだ。珍しく相手に簡単にかわされる場面が多く、彼らしくなかった。プレッシャーがあったのか、本来の動きでなかったことは残念だった。
 
 日本が悪かったというより、ベルギーを褒めるべきだろうか。後半アディショナルタイムに、あれだけのスピードでカウンターを仕掛けることができるフィジカル、スタミナは驚愕のひと言。原口が「力負け」というのも納得で、惜しかったというよりも、これが日本の限界だった。褒めるべきはベルギーの底力のほうだろう。
 
 長友は言う。
 
「夢見ましたね。行けるんじゃないかなって。でも、それが甘さかなって。向こうが本気になって、点を取りにきた時はセットプレーを含めて点が入るんじゃないかって思ったし、怖さを感じたし、そういった意味でベスト8の壁は遠いなって改めて思いました」
 
 その甘さがなくなった時、日本はベスト16の壁を突き破れるはずだ。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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