ある意味、2失点目は防ぎようがなかった
長友の言うとおり、勢いづいたベルギーの攻撃はテンポもよく、74分にはエデン・アザールのクロスからマルアン・フェライニのヘッドで2-2に追いつかれた。
テクニシャンのアザールへの対応はFWの大迫で、194センチのフェライニと競ったのは180センチの長谷部と、ミスマッチだった。大迫にアザールを止めるというのは酷だし、あそこで長谷部がフェライニを阻止するのも難しい。アザールにあそこまで持ち込まれた点で、ある意味、あの失点は防ぎようがなかった。
ふたつ目の敗因を挙げるなら、守備固めで投入したはずの山口蛍が思いのほか試合に入れなかったことだ。珍しく相手に簡単にかわされる場面が多く、彼らしくなかった。プレッシャーがあったのか、本来の動きでなかったことは残念だった。
テクニシャンのアザールへの対応はFWの大迫で、194センチのフェライニと競ったのは180センチの長谷部と、ミスマッチだった。大迫にアザールを止めるというのは酷だし、あそこで長谷部がフェライニを阻止するのも難しい。アザールにあそこまで持ち込まれた点で、ある意味、あの失点は防ぎようがなかった。
ふたつ目の敗因を挙げるなら、守備固めで投入したはずの山口蛍が思いのほか試合に入れなかったことだ。珍しく相手に簡単にかわされる場面が多く、彼らしくなかった。プレッシャーがあったのか、本来の動きでなかったことは残念だった。
日本が悪かったというより、ベルギーを褒めるべきだろうか。後半アディショナルタイムに、あれだけのスピードでカウンターを仕掛けることができるフィジカル、スタミナは驚愕のひと言。原口が「力負け」というのも納得で、惜しかったというよりも、これが日本の限界だった。褒めるべきはベルギーの底力のほうだろう。
長友は言う。
「夢見ましたね。行けるんじゃないかなって。でも、それが甘さかなって。向こうが本気になって、点を取りにきた時はセットプレーを含めて点が入るんじゃないかって思ったし、怖さを感じたし、そういった意味でベスト8の壁は遠いなって改めて思いました」
その甘さがなくなった時、日本はベスト16の壁を突き破れるはずだ。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
【日本代表PHOTO】日本 2-3 ベルギー|原口、乾のゴールで2点リードも…。 試合終了間際に逆転を許しベスト8進出ならず
【データで見る】ベルギー×日本|詳細マッチスタッツ
長友は言う。
「夢見ましたね。行けるんじゃないかなって。でも、それが甘さかなって。向こうが本気になって、点を取りにきた時はセットプレーを含めて点が入るんじゃないかって思ったし、怖さを感じたし、そういった意味でベスト8の壁は遠いなって改めて思いました」
その甘さがなくなった時、日本はベスト16の壁を突き破れるはずだ。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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