【緊急提言】西野監督を続投させるべきか?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年07月03日

西野監督はロシア・ワールドカップで良い仕事をした

西野監督のワールドカップでの手腕は評価されて然るべきだ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 日本代表がロシア・ワールドカップでベスト16入りを達成。決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗れたが、「3戦全敗もあり得る」という戦前の予想を覆した戦いぶりはポジティブに映るだろう。
 
 選手の自主性を重んじ、大会直前まで意見を聞き入れた西野朗監督は、6月8日のスイス戦と同12日のパラグアイ戦の両試合で全23選手を起用し、そこからコロンビア戦のスターティングメンバ―を決めた。パラグアイ戦で活躍した乾貴士、柴崎岳らをそのコロンビア戦で抜擢したのは妥当であり、特定のタレントを優遇するような采配は見られなかった。
 
 公平性を保ち、なおかつセネガル戦では岡崎慎司と本田圭佑の途中起用が当たっている。ポーランド戦の先発6人入れ替えは失敗だったが、終盤の時間稼ぎでグループ2位を確保するなど度胸も据わっていた。ことロシア・ワールドカップの采配に限って言えば、西野監督は大変素晴らしい仕事をしたと言える。
 
 ただ、ベスト16に導いたからといって、ワールドカップ後に代表監督をそのまま任していいかと言えば、そうではないだろう。ロシア・ワールドカップに臨むにあたり、西野投入はいわば劇薬だった。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の頭ごなしのスタンスに疲弊しきっていた選手たちにとって、意見を聞き入れてくれる西野監督はまるで“オアシス”のような存在だった。
 
 ああしたい、こうしたほうがいい──。そうした主張をできるだけで、選手たちもこれまで溜まってきたストレスを軽減できたのではないか。ここにこそ、西野監督をロシア・ワールドカップで抜擢した効果があったと見る。
 
 幸い、チームにはモノを言えるベテランがいた。長谷部誠、本田圭佑、長友佑都など海外でキャリアを積み、ワールドカップで勝つ難しさも重々承知している面子が、柔軟性のある監督の下でリーダーシップを発揮できたことも今回の成功(ベスト16入り)を語るうえで見逃せないポイントだった。
 
 つまり、監督のキャラクター、選手のキャラクターがロシア・ワールドカップでは上手くマッチした。監督の言いなりになるわけでもなく、選手が自分勝手にやっているわけでもない。そうしたバランスが良かったのだ。
 
 ただ、一時の成功を引っ張る必要はない。ハリルホジッチ監督を解任し、西野監督が就任してから準備期間はわずか2か月強という“即席チーム”だったのだ。ピッチでのプレーを見れば、ハリルホジッチ政権下で培った球際の強さ、切り替えの早さなどがコロンビア戦やセネガル戦では目に付いただけに、このワールドカップでの快挙を西野監督だけの手柄とするのはどうだろうか。
 
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