指揮官の動じない姿勢は、選手にとって分かりやすい
「勘違いしていけないのは、僕らは11対11の試合に勝てていない。コロンビア戦も結局、相手が10人という中で90分戦っての結果。勝つことは大事ですけど、結局真っ向勝負をして勝ったわけじゃないんで。そこは自分たちの実力を忘れてはいけない。勝っていないところは自分たちをちゃんと見つめ直さないといけない。ポーランドは、世界8位のチームなので、自分たちの足下を見て戦わないと、足をすくわれてしまう」
長友は、勝点4を取って過信してしまうところをあえて締めたわけだが、他の選手たちも冷静だった。吉田麻也も同じことを言っていたし、岡崎もだ。試合に出ていない若い選手はもうひとつピンと来ないかもしれないが、先輩たちが過信も油断もしない緊張感を漂わせていれば、自然とそういうものが伝播していく。代表チームの中で引き継がれていく大事なものは、そういう経験なのだ。
長友の言葉を借りれば、日本はポーランドに敗れ、足をすくわれた形になった。ただ、長谷部誠が入ってから8分間にはチームと選手たちの自信が見えた。
長友は、勝点4を取って過信してしまうところをあえて締めたわけだが、他の選手たちも冷静だった。吉田麻也も同じことを言っていたし、岡崎もだ。試合に出ていない若い選手はもうひとつピンと来ないかもしれないが、先輩たちが過信も油断もしない緊張感を漂わせていれば、自然とそういうものが伝播していく。代表チームの中で引き継がれていく大事なものは、そういう経験なのだ。
長友の言葉を借りれば、日本はポーランドに敗れ、足をすくわれた形になった。ただ、長谷部誠が入ってから8分間にはチームと選手たちの自信が見えた。
この試合で日本が最終的に勝ち取らないといけないのはポーランド戦の勝利ではなく、決勝トーナメント進出という結果である。ブーイングが出たとか、戦術的に消極的だと言われても、目的がある以上、それを優先し、そのために手段を遂行するのが優先すべきこと。それを見事に、安全にやり切ったのは、ここまで勝点を積み上げてきた選手たちの力であり、勝点4を掴んできた自信である。
それはイコール指揮官への信頼でもあろう。
指揮官の動じない、やり切るんだという姿勢は、選手にとって分かりやすい。しかも結果が出ているので、選手は信じてプレーできる。すべてを管理的にやっているわけではないので、選手たちも楽しそうにプレーしている。そこがアンカーを置いてまず守るというひとつのやり方しかなかった南アフリカ大会との決定的な違いだ。
ポーランド戦、ここまで自分たちが結果を積み上げてきたことで最後は負けているのにボールを回し、敗れても大きな果実を手にした。
それはイコール指揮官への信頼でもあろう。
指揮官の動じない、やり切るんだという姿勢は、選手にとって分かりやすい。しかも結果が出ているので、選手は信じてプレーできる。すべてを管理的にやっているわけではないので、選手たちも楽しそうにプレーしている。そこがアンカーを置いてまず守るというひとつのやり方しかなかった南アフリカ大会との決定的な違いだ。
ポーランド戦、ここまで自分たちが結果を積み上げてきたことで最後は負けているのにボールを回し、敗れても大きな果実を手にした。