スタメン情報漏洩について。長友佑都が涙目で異例の嘆願

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年06月30日

「非常に残念」

異例の訴えをした長友。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 ポーランド戦の翌日、ミックスゾーンで取材を終えた長友佑都がそれからしばらくしてどういうわけか記者団の前に姿を現わした。「ちょっといいですか」と前置きしたあとで彼の口から発せられたのはポーランド戦のスタメン情報漏洩についてだった。
 
 ポーランド戦を前に一部報道で「6人変更も」とスタメンに関する記事が出た。それに対して、長友が異例の訴えをしようと自ら進んでミックスゾーンに改めて足を運んだのである。
 
「まあ、その……」と少し言葉を詰まらせながら、彼はこう続けた。
 
「皆さんの仕事の立場だったり、あとはその裏に家族がいたり、大切な人がいたりするのを理解したうえで自分は言いたいですけど……」
 
 次の言葉が出てくるまで、約13秒。長友は少し涙目になっているような様子で「あの記事を見て非常に残念でした」と言った。
 
「どこから漏れたのか、どこから見ていたのか、それは分からないですけど、一緒に戦う日本人としてすごく残念な気持ちに選手みんながなりました。で、僕たちは本当にブラジル・ワールドカップが終わってから、4年間、このロシア・ワールドカップに懸けて、もう全てのエネルギーを懸けて、覚悟を持ってやってきた。この期間だけでいいので、同じ日本人として、同じ仲間として、僕たちに力を貸してほしいなと思います。
 
もちろん批判するなとか、そういうのではなくて。批判は問題ないし、それは当たり前のことだと思いますけど。そういうチームの内部の部分が漏れたりするっていうのは、やるせない気持ちになる。どうか、自分たちに力を貸してほしい。協力してほしいなと思います。それだけです。すいません」
 
 ここで、記者のひとりから「本田くんも(スタメン情報漏洩について)発信していましたよね?」と問われる。すると、長友は再び立ち止まって「あっ、そうですね」と返すと、言葉が溢れ出てきた。
 
「僕らも試合前日の夜にこういう記事が出ているっていう、スタメンがね。なんでこんなに……これ絶対に分からないだろというレベルのスタメンだったと思うんですよ。ひとりふたりが代わるくらいで、それを予想されるのはもちろん、ね、普通だと。分かると。あのスタメンを当てるというのは、明らかに内部から漏れているのか、外から見ているのか、どうなのか分からないですけど、非常にこう、全てを懸けて戦っている身としては残念だと思って。そういうちょっとした情報だったりも、命取りになりかねない。
 
スタメンだけじゃなくて、もしあのオフサイドトラップがどっから情報が洩れていて、知っていたらたぶん失点になっていたと思うんですよね。2列目から飛び出してきて。そういうのも含めて、力を貸してほしいなと。すいません」
 
 メディアもチームの一員、ベルギー戦に向けて一致団結しようという長友の熱い思いが十分に伝わってきた。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
【W杯PHOTO】二度見が必至! ロシアW杯を熱く盛り上げる「個性派すぎる」「面白すぎる」サポーターたち

【日本代表PHOTO】日本 0-1 ポーランド|ポーランドには敗れるも…フェアプレーptsの差で2大会ぶりの決勝トーナメント進出!

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト1月23日号
    1月9日発売
    天皇杯優勝記念
    ヴィッセル神戸特集
    J1&J2全40クラブ
    2020冬の補強考察も
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    1月16日発売
    世界王者の強さに迫る!
    最強リバプール
    「完全解剖」
    サイドバック企画も
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.30
    1月17日発売
    完全保存版!
    第98回高校選手権
    決戦速報号
    静岡学園が24年ぶりV
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ