最後の最後で仕事を果たしたエース
MF
15 チョン・ウヨン 7
持ち前の創造性よりも、献身性が際立った。鋭く深いチャレンジは、ラフプレーと判断されて警告を受けたが、豊富なスタミナで最後まで攻守に激しく動き続け、劇的な勝利に寄与した。トップ下に入ってからは、決定機の創出を狙うことも。
20 チャン・ヒョンス 7.5
クラブではCBながら、代表での定位置で今大会初先発出場を果たし、その価値を存分に発揮した。序盤は厳しいスライディングで警告を宣告されたり、低い位置でボールを奪われたりしたが、落ち着きを取り戻してからは、大きな展開や無回転FKなどで魅せた。
17 イ・ジェウン 6.5
前の2試合で務めたCBではなく、守備的MFを担い、頻繁に最終ラインに入って中央の守備を固めた。身体を張ったブロックや読みを活かしたカバーリングでピンチをしのぎ、終盤には何度か前線に持ち上がったが、ラストパスの精度を欠いた。
18 ムン・ソンミン 5.5(69分OUT)
カウンターの際にはスピードを活かしてボールを運んだが、判断が遅く、迷っているうちにロストすることが多々。チャンスでシュートを打たず、パスも正直すぎ、ブレーキになった印象が強い。
15 チョン・ウヨン 7
持ち前の創造性よりも、献身性が際立った。鋭く深いチャレンジは、ラフプレーと判断されて警告を受けたが、豊富なスタミナで最後まで攻守に激しく動き続け、劇的な勝利に寄与した。トップ下に入ってからは、決定機の創出を狙うことも。
20 チャン・ヒョンス 7.5
クラブではCBながら、代表での定位置で今大会初先発出場を果たし、その価値を存分に発揮した。序盤は厳しいスライディングで警告を宣告されたり、低い位置でボールを奪われたりしたが、落ち着きを取り戻してからは、大きな展開や無回転FKなどで魅せた。
17 イ・ジェウン 6.5
前の2試合で務めたCBではなく、守備的MFを担い、頻繁に最終ラインに入って中央の守備を固めた。身体を張ったブロックや読みを活かしたカバーリングでピンチをしのぎ、終盤には何度か前線に持ち上がったが、ラストパスの精度を欠いた。
18 ムン・ソンミン 5.5(69分OUT)
カウンターの際にはスピードを活かしてボールを運んだが、判断が遅く、迷っているうちにロストすることが多々。チャンスでシュートを打たず、パスも正直すぎ、ブレーキになった印象が強い。
FW
13 ク・ジャチョル 5.5(56分OUT)
チーム全体がディフェンスを重視したなか、攻撃的な選手が存在感を発揮するのは難しかったとしても、消える時間が長すぎた。序盤にジャンプの着地で背中を強打した影響か、後半にボックス内で崩れ落ち、そのまま交代した。
7 ソン・フンミン 7.5
ドイツがあれほどボールを支配しながらも、アクセルを完全に踏み込めなかったのは、このエースを警戒したからだ。ボレーやミドルが枠を捉えきれず、厳しめのイエローカードも提示されたが、最後の最後に仕事を果たし、2戦連続ゴールを挙げた。
交代選手
FW
11 ファン・ヒチャン 5(56分IN/79分OUT)
右ウイングに入ったものの、これまでのようなスピードを活かしたドリブル突破は鳴りを潜めた。途中出場ながら、屈辱的な途中交代を命じられた。
MF
8 チュ・セジョン 6.5(69分IN)
20分ほどの出場時間でも、存在感を放った。75分、うまくキープして相手の最終ライン裏へ走ったソン・フンミンに良いフィードを送るも、ノイアーのスイーピングに遭う。しかし、アディショナルタイムにはノイアーからボール奪って、ソン・フンミンの2点目を演出した。
MF
22 コ・ヨハン ―(79分IN)
左ウイングに入り、キミッヒを警戒しつつ、攻撃に転じては積極的に仕掛けた。交代したファン・ヒチャンに比べて、効果的なプレーが多かった。
監督
シン・テヨン 8
前の試合から3人を変更し、中盤のセンターにはCBが本職の2人を並べて、明確なメッセージを発した。中央に蓋をして、奪ったボールはソン・フンミンに預けることを第一義としながらも、シンプルなクリアでも不満を示すことはなかった。過去2試合では悪くなかったファン・ヒチャンを途中出場後に交代させる非情な采配も、勝負を諦めなかったからこそだろう。試合後には、「相手が絶対に勝てると思っていたからこそ、付け入る隙はあった」と振り返った。
※MAN OF THE MATCH=当ウェブが選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
採点・文:井川 洋一