次々と現れる、日本の攻め筋。セネガルは常に、後手、後手。
西野朗監督が掲げる「対応力」は、コロンビア戦から遥かに進化した。その後、セネガルは17番バドゥー・エンディアイエが、19番エムバイ・ニアングと2トップ気味になり、コンパクトな4-4-2で中へ絞るように守備の形を変えた。スペースに動く香川を捕まえやすくしている。
しかし、この流れにも、日本はすぐに対応した。長谷部誠が最終ラインのサポートに入り、最終ラインを3枚にして数的優位を確保しながらビルドアップを安定させる。そして相手2トップの脇のスペースを使ってボールを運び、中央に絞った相手に対し、吉田麻也や柴崎岳からダイアゴナルにサイドチェンジ。一気に逆サイドを攻め落とす。このパターンは34分の乾貴士のゴールに限らず、何度も見られ、再現性があった。
そして1-1で迎えた65分になると、セネガルはMFアルフレッド・エンディアイエに代えて、MFシェイフ・クヤテを投入。守備力のある選手が投入され、香川はより激しくチェックを受けることになった。それでも安易にボールを失なうことは少なかったが、クヤテの投入からはファウルを受ける回数が増え、香川の攻撃の絡みは、前半ほどスムーズではなくなった。
しかし、この流れにも、日本はすぐに対応した。長谷部誠が最終ラインのサポートに入り、最終ラインを3枚にして数的優位を確保しながらビルドアップを安定させる。そして相手2トップの脇のスペースを使ってボールを運び、中央に絞った相手に対し、吉田麻也や柴崎岳からダイアゴナルにサイドチェンジ。一気に逆サイドを攻め落とす。このパターンは34分の乾貴士のゴールに限らず、何度も見られ、再現性があった。
そして1-1で迎えた65分になると、セネガルはMFアルフレッド・エンディアイエに代えて、MFシェイフ・クヤテを投入。守備力のある選手が投入され、香川はより激しくチェックを受けることになった。それでも安易にボールを失なうことは少なかったが、クヤテの投入からはファウルを受ける回数が増え、香川の攻撃の絡みは、前半ほどスムーズではなくなった。
71分、2-1とされる追加点を奪われると、香川を下げ、本田圭佑を投入。さらに岡崎慎司も加えて、クロスに飛び込む選手を増やした。すると、78分には大迫がサイドに出てクロッサーになり、岡崎が潰れて、乾の折り返しから、本田が同点ゴールを挙げた。
次々と現れる、日本の攻め筋。セネガルは常に、後手、後手。得点経過としてはセネガルが先手を取っているのだが、日本の対応力が随所に光った。「決まりごとはそんなにない」と原口元気は語る。まさに阿吽の呼吸。アリウ・シセ監督が記者会見で語ったとおり、試合をコントロールしたのは日本だった。
何がキーポイントだったのか。
日本対策でスタメンを操作したセネガルに対し、日本はコロンビア戦と同じスタメンを並べた。試合を重ねるごとに、固定したメンバーの阿吽の呼吸が高まっていくチーム。この点は2010年の南アフリカ・ワールドカップに似ている。
次々と現れる、日本の攻め筋。セネガルは常に、後手、後手。得点経過としてはセネガルが先手を取っているのだが、日本の対応力が随所に光った。「決まりごとはそんなにない」と原口元気は語る。まさに阿吽の呼吸。アリウ・シセ監督が記者会見で語ったとおり、試合をコントロールしたのは日本だった。
何がキーポイントだったのか。
日本対策でスタメンを操作したセネガルに対し、日本はコロンビア戦と同じスタメンを並べた。試合を重ねるごとに、固定したメンバーの阿吽の呼吸が高まっていくチーム。この点は2010年の南アフリカ・ワールドカップに似ている。