柴崎岳に衝撃。「単なる司令塔」から「ユニバーサルなMF」への脱皮

カテゴリ:日本代表

白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

2018年06月25日

モドリッチやクロースも万能性があるからこそ――。

体格を考えれば決して得意とは言えないデュエルでもしっかり存在感を発揮した。(C)Getty Images

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 攻撃のみならず、守備でもしっかり存在感を出すということは、間違いなくスペインに渡って学んだものだ。17年1月からテネリフェ(2部)、同7月からヘタフェ(1部)で戦っている柴崎は、『サッカーダイジェスト』誌のW杯前のインタビューで、「日本でプレーしていた時はハリルホジッチ監督の言っていることがしっくりこなかったが、スペインでプレーしてから理解できるようになった」と語っていた。
 
 進化の一途をたどるモダンフットボールでは、攻撃しかできないMFも、守備しかできないMFも通用しないし、居場所をなくしつつある。例えばルカ・モドリッチやトニ・クロース、ポール・ポグバなども、攻撃が最大の持ち味ながら、走れて守備でもしっかり貢献できるからこそ、ワールドクラスの定評を確立できている。だからハリルホジッチ前監督も、テクニシャン系の柴崎などにも「デュエル」をベースとした守備力を求めていたに違いない。
 
 翻ってセネガル戦の柴崎は、攻守で奮迅のパフォーマンスだった。単なる司令塔からよりユニバーサル(万能)なMFへ――。そうした脱皮を果たしつつある印象さえ受けた。それでも本人はこの日の出来に満足できていないという。
 
「評価する人がどう思うか分からないですけど、自分としてはまったく納得いくパフォーマンスではないですし、もっとできるだろうという気持ちのほうが強い。自分に対して、もっともっと要求していきたい部分が多くあった。前線は連携が良くなっていますが、僕らと最終ラインのボールの回し方とかにも改善の余地はある」
 
 冷静な自己分析と向上心は何とも頼もしい。ラウンド・オフ16進出が懸かる6月28日のポーランド戦でも、背番号7は間違いなく日本のキーマンになるだろう。
 
取材・文:白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

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