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西野ジャパンに勝機はあるのか…セネガル代表の「攻守のメカニズム」を徹底検証!【ロシアW杯】

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年06月24日

巨漢MFクヤテが文字通りのフィルター役に

個の能力に頼りがちな守備陣だが、初戦のポーランド戦ではそれが見事に機能。とくにクリバリを中心にしたセンターラインは日本に対しても脅威となりそうだ。 (C) Getty Images

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 守備に関しては、不用意な形でカウンターを食らう頻度は低い。

 これは攻撃の局面で縦志向が強く、前線に送り込む人数が少ないため、ボールを失った時に後方に十分な人数が残っているからだ。自陣に引いて低めの位置に守備ブロックを築き、相手の攻撃を食い止める。

 ただし、最終ラインは統制がとれているとは言い難い。ナポリで組織的なゾーンディフェンスを身につけたCBのカリドゥ・クリバリを除くと、どの選手もフィジカル能力にモノを言わせて、個の力で対処しようとする傾向が強い。
 

 したがって、各選手の動きがバラバラでラインが揃わず、大きなギャップが生まれたり、オフサイドを取れなかったりして、ピンチを招くケースが少なくないのだ。

 こうした連携の不備を補完する重要な役割を担っているのがアンカーのシェイク・クヤテだ。ウェストハムで研鑽を積み、元フランス代表のパトリック・ヴィエラを彷彿とさせる巨漢MFは、文字通りフィルターとして中央のゾーンをカバーし、危険なスペースを埋めて ピンチを未然に防いでいる。

 日本代表としては、このクヤテのフィルターを剥がすことが前提だが、連動した攻撃で、コンセンサスに不安を残す最終ラインを突ければ、勝機も見えてくるはずだ。

※ワールドサッカーダイジェスト2018.06.21号より加筆・修正
 
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