【西野ジャパンの最新序列/4-2-3-1編】まくりの武藤。“10番”香川はまさかの…

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年06月05日

CFの大迫も決して安泰ではない

トップ下でもテストされた柴崎だが……。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ビブスなし組で試されたボランチは3人。長谷部、大島、山口だった。キャプテンの長谷部は3本ともいわゆる主力組でプレーしており、4-2-3-1でも不動のレギュラーと言えそうだ。そのパートナーはガーナ戦でも存在感を示した大島が有力で、3番手が山口という構図か。
 
 もうひとりのボランチ候補である柴崎は、2本目の紅白戦でビブスなし組のトップ下を任されている。ただ、当人はしっくりきてないのか、トップ下でのプレーについて「僕より適任がいるんじゃないかなとは思いました。もうちょっと低い位置から行きたいなと僕自身は思っているので、それはちょっと伝えていこうかな」とコメント。あくまでボランチで勝負する可能性も今後はありそうだ。
 
 トップ下の本命は今のところ本田で、現状では柴崎と続いて、3番手が香川か。この日の香川がビブスなし組で一度もプレーしていない点を“状況証拠”と捉えて、そういう立ち位置にしてある。6月8日のスイス戦でスタメンから外れるような事態になれば、香川はメンタル的にも追い込まれる状態になりそうだが……。
 
 サイドハーフは右が原口でほぼ確定、左が宇佐美と乾の争いになる。貴重なオプションは「右の武藤」か。縦への推進力は十分という武藤はこの合宿でも好調をアピールしており、どのポジションかはさて置き、本大会までにスタメンに食い込んできそうな勢いがある。
 
 CFは大迫、武藤、まだ万全ではない岡崎という順か。武藤が好調をキープしているだけに、大迫も決して安泰ではなくなっている。
 
 結論のひとつとしては言えるのは、計3本行なった紅白戦で3本続けてビブスなし組でプレーした川島、吉田、長友、長谷部、原口は西野ジャパンの最重要戦力と言える、ということだ。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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