【西野ジャパンの最新序列/4-2-3-1編】まくりの武藤。“10番”香川はまさかの…

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年06月05日

長友になんらかのアクシデントがあった場合は…

香川はトップ下の3番手か? 右SBは酒井高がレギュラーという可能性もありそうだ。

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 オーストリアのインスブルック郊外にあるゼーフェルトでの代表練習2日前の6月4日(現地時間)には、国外キャンプで初の紅白戦が行なわれた。主に3バックシステムを試していた前日までとは打って変わり、この日のメインは4-2-3-1。もちろんこれがワールドカップを戦ううえでのベースになると決まったわけではないが、参考資料のひとつとして3本の紅白戦から見えてきた4-2-3-1の序列を紹介したい。
 
 まずはレギュラー組と思われるビブスなし組で、誰がどのポジションで、何回使われたかをまとめておく。
 
GK:川島(3回)
DF:吉田(3回)、長友(3回)、酒井高(2回)、昌子(2回)、酒井宏(1回)、槙野(1回)
ボランチ:長谷部(3回)、大島(2回)、山口(1回)
サイドハーフ:原口(3回)、宇佐美(2回)、乾(1回)
トップ下:本田(2回)、柴崎(1回)
CF:大迫(2回)、武藤(1回)
 
 これをひとつの基準にすると、GKは川島、東口、中村という順番になるだろう。4日の午前練習を終えたあとに足をアイシングしていた東口も、午後の練習ではサブ組だろうビブス組で2本出場。中村を一歩リードしている印象がある。
 
 予想が難しいセクションのひとつが4バックか。この日に使われた回数を重視すると、右サイドバックのレギュラー候補は酒井高になるが、体調さえ万全ならワールドカップ本番は酒井宏だろう。マルセイユでの今季の活躍を踏まえれば、当然ながらそういう結論に行き着くはずで、右サイドバックの序列は酒井宏、酒井高、遠藤となる。この日の遠藤は3本ともサブ組と目されるビブス組でプレーしていた。
 
 CBの軸は間違いなく吉田で、その相棒候補を槙野と昌子が争っているというのが現状。遠藤と同じく3本通してビブス組だった植田は吉田のバックアッパーと見るべきか。
 
 左サイドバックは長友が鉄板。控え候補がダブル酒井か。この日の驚きは、酒井宏が左サイドバックで何回か使われていた点。ただ、マルセイユで経験しているポジションであり、本人曰く「今はもう普通にできます」。4バックで戦う前提で長友になんらかのアクシデントがあった場合は、酒井宏が左サイドバックのレギュラーを務めることになりそうだ。
 
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