【ガーナ戦プレビュー】香川は最終テストをパスできるか。結果次第で3バック白紙も!?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年05月29日

柴崎か大島か、ボランチふたりの争いは今後を見据えても

リベロでの起用が濃厚な長谷部。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 試合を優位に進めるには、ボランチの働きも大切だ。ストッパー候補の槙野が「(3月の)ベルギー遠征では自分たちがボールを保持する時間帯が短かったです。できればボランチは後ろの選手に吸収されないようにしたい」と言うように、ボランチのポジショニングもキーになる。スムーズな攻守の切り替えを実現するうえで、ウイングバックとボランチの位置取りは生命線と言えるかもしれない。
 
 ボランチの一角は山口で、もうひとつを柴崎か大島で争うことになる。攻守の切り替えでキーマンになりそうなのは攻撃的な役割を任される柴崎か大島。おそらくこのふたりはガーナ戦でテストされるはずで(スタメン、サブはさて置き)、その試合でのパフォーマンスが23人のエントリー、ひいてはレギュラー争いに影響を与えそうだ。
 
 ボランチで当落線上の井手口と三竿も、ガーナ戦は23人入りへの最重要ポイントになる。ここまでの練習を見るかぎり、井手口はボランチの4番手で、三竿はその5番手。一発逆転を狙うにはガーナ戦でアピールするしかない。
 
 西野監督があくまで個を重視するなら、前線のトライアングル(1トップ+2シャドー)にはある程度の自由が与えられそうか。1トップのスタメンは大迫が本命だが、2シャドーは宇佐美と本田が有力ながらもどんなセットになるかは定かではない。
 
28日まで全体練習をすべてこなせなかった乾はガーナ戦で起用される可能性は低いものの、香川と浅野はシャドーで先発か途中出場のどちらかで使われるだろう。
 
 シャドーで注目は香川のコンディション。西野監督は先のメンバー発表の席で香川について「デリケートに考えないといけない。このキャンプで確認したい」とコメントしており、このガーナ戦はいわゆる最終テスト。ここで結果を残せないようだと、厳しい状況、すなわち「落選」という最悪の二文字を突きつけられるかもしれない。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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