レアル・マドリー――重要な局面を完璧にコントロールしたジダン。
[FW]
7 クリスチアーノ・ロナウド 6
立ち上がりは左で受けて起点となり、右では突破を仕掛けてシュートまで持ち込んだ。ただしファン・ダイクに睨まれて突破を封じられ、シュート精度を欠き、突破も失敗に終わることが多かった。
9 カリム・ベンゼマ 7(89分OUT)
中盤に降りてはボールを引き出し、果敢に裏も狙うなど、多彩な動きで前線の起点になった。抜け目のないプレーで先制点をマークし、目に見える結果でもチームに寄与している。
7 クリスチアーノ・ロナウド 6
立ち上がりは左で受けて起点となり、右では突破を仕掛けてシュートまで持ち込んだ。ただしファン・ダイクに睨まれて突破を封じられ、シュート精度を欠き、突破も失敗に終わることが多かった。
9 カリム・ベンゼマ 7(89分OUT)
中盤に降りてはボールを引き出し、果敢に裏も狙うなど、多彩な動きで前線の起点になった。抜け目のないプレーで先制点をマークし、目に見える結果でもチームに寄与している。
[交代出場]
DF
6 ナチョ 6.5(37分IN)
急遽の交代にも落ち着いてプレー。前日練習で鋭いシュートを決めていたものの、大きなサイドチェンジに走り込んで合わせたボレーは惜しくも枠を外れた。いつも通りの堅実な守備も。
FW
11 ガレス・ベイル 9(61分IN)
大舞台での勝負強さを改めて誇示。途中出場でピッチに立ったその3分後に驚愕のバイシクルで決勝点を奪うと、その後もダイナミックな動きで攻守に貢献。極め付けは左足の強烈なブレ球のミドルで相手GKカリウスを正面から打ち破った83分のゴールだった。誰にも文句を言わせない大活躍で、4年前に続いて主役に。「もっとも重要な試合で(バイシクルを)決めることができて夢が叶った気分」。
MF
20 マルコ・アセンシオ -(89分IN)
終了間際に投入され、縦に抜け出してC・ロナウドにクロスを送るも、DFにカットされた。得意のダイナミックな動きを披露する時間はあまり残されていなかった。
[監督]
ジネディーヌ・ジダン 8
「フットボールはシンプルなもの」と前日に語っていた指揮官は、リスペクトする相手を研究し、ストロングポイントを消した。サラーにはマルセロではなく、守備者としてはチームでもっとも頼りになるS・ラモスを当て、結果的に敵のエースが負傷で退場するという僥倖があったとはいえ、流れを完全に引き寄せたのはみずからの采配。疲れの見えたイスコに代えてベイルを投入し、MOMの活躍を引き出すという神業もやってのけた。ポイントと見られていた左サイドではマルセロに慎重さを要求し、イスコを含めた前線の3人には状況に応じて流動的に動くよう指示。また、敵の強力3トップにはカゼミーロを含めた守備ブロックで対応させた。重要な局面をしっかりコントロールしたところに、フットボールを極めた指揮官の真髄を見たような気がする。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●井川洋一
DF
6 ナチョ 6.5(37分IN)
急遽の交代にも落ち着いてプレー。前日練習で鋭いシュートを決めていたものの、大きなサイドチェンジに走り込んで合わせたボレーは惜しくも枠を外れた。いつも通りの堅実な守備も。
FW
11 ガレス・ベイル 9(61分IN)
大舞台での勝負強さを改めて誇示。途中出場でピッチに立ったその3分後に驚愕のバイシクルで決勝点を奪うと、その後もダイナミックな動きで攻守に貢献。極め付けは左足の強烈なブレ球のミドルで相手GKカリウスを正面から打ち破った83分のゴールだった。誰にも文句を言わせない大活躍で、4年前に続いて主役に。「もっとも重要な試合で(バイシクルを)決めることができて夢が叶った気分」。
MF
20 マルコ・アセンシオ -(89分IN)
終了間際に投入され、縦に抜け出してC・ロナウドにクロスを送るも、DFにカットされた。得意のダイナミックな動きを披露する時間はあまり残されていなかった。
[監督]
ジネディーヌ・ジダン 8
「フットボールはシンプルなもの」と前日に語っていた指揮官は、リスペクトする相手を研究し、ストロングポイントを消した。サラーにはマルセロではなく、守備者としてはチームでもっとも頼りになるS・ラモスを当て、結果的に敵のエースが負傷で退場するという僥倖があったとはいえ、流れを完全に引き寄せたのはみずからの采配。疲れの見えたイスコに代えてベイルを投入し、MOMの活躍を引き出すという神業もやってのけた。ポイントと見られていた左サイドではマルセロに慎重さを要求し、イスコを含めた前線の3人には状況に応じて流動的に動くよう指示。また、敵の強力3トップにはカゼミーロを含めた守備ブロックで対応させた。重要な局面をしっかりコントロールしたところに、フットボールを極めた指揮官の真髄を見たような気がする。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●井川洋一