ゴールはケルン時代より増加!? 大迫勇也のブレーメンでの起用法と可能性を探る

カテゴリ:海外日本人

遠藤孝輔

2018年05月18日

お膳立て“される”立場に回れば……。

モデストと絶妙な連携を披露していた大迫。ブレーメンではクルゼと同様の関係性を築けるか。 (C) Getty Images

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 大迫はエースと良好な連携を築ければ、自身初となるブンデスリーガでの二桁得点を記録する可能性はグッと高まる。個の力で勝負を決められるだけでなく、周囲を活かす能力にも優れたクルゼが、ケルンにはいなかったタイプのアタッカーだからだ。

 ケルンでフィニッシャー色の濃いストライカー(アントニー・モデストやシモン・テロッデ)と2トップを組んできた大迫は、その相棒の引き立て役に回る機会が多く、自身のゴール数を思うように伸ばせなかった。ブレーメンでチャンスをお膳立て“される”立場を掴んだら、これまでの鬱憤を晴らすかのような量産態勢に入るかもしれない。

 ブレーメンのプレースタイルも、今シーズンは4ゴール止まりだった大迫の得点増加を期待させる理由のひとつだ。
 

 守備に重きを置いたアレクサンダー・ヌーリ前監督とは異なり、コーフェルトは攻撃的でクリエイティブなサッカーを志向している。機能性の高さは前述した結果からも明らかで、大迫が得点チャンスに絡む機会はケルン時代より多くなるはずだ。

 ブレーメンの補強候補に挙がるアミン・ユネス(アヤックス)やネマニャ・マクシモビッチ(バレンシア)のような優秀なチャンスメーカーもしくはパサーが今後加わるようなら、なおさら期待は膨らむ。

 大迫の現時点での位置づけは、ホッフェンハイムに移籍したイシャク・ベルフォディルの後釜だ。このアルジェリア代表のFWは序盤こそ適応に苦しんだが、終盤戦はウイングかCFの準レギュラーとして存在感を放っていた。

 バウマンが「ブンデスリーガでの豊富な経験がある」と評する大迫なら、ドイツ参戦1年目だったベルフォディルのように環境適応に苦しむこともないだろう。序盤戦からの活躍に期待がかかる。

文●遠藤孝輔
 
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