ただひとつ改善しなければいけないのは…
これはおべっかでもなんでもなく、誰ひとりとしてとして疑わないことがある。もし彼がフランス人だったとしたら、機動力があってアグレッシブなディフェンダーを好むディディエ・デシャン代表監督は、とっくに彼を招集しているだろう。攻撃面ではまだまだ「伸びしろ」が十分あるだけに、なおさらである。
今シーズンのサカイにとって、右サイドにブナ・サールという競争相手が出現したのは、むしろポジティブな要素だったのかもしれない。成長を促したという意味では貴重な争いで、それは来シーズンも繰り広げられるだろう。とはいえ、守備面では明らかにサカイがサールを上回る。加えてこの日本人ディフェンダーは右サイドほど器用ではないにせよ、左サイドバックもそつなくこなすのだから大したものだ。
今シーズンのサカイにとって、右サイドにブナ・サールという競争相手が出現したのは、むしろポジティブな要素だったのかもしれない。成長を促したという意味では貴重な争いで、それは来シーズンも繰り広げられるだろう。とはいえ、守備面では明らかにサカイがサールを上回る。加えてこの日本人ディフェンダーは右サイドほど器用ではないにせよ、左サイドバックもそつなくこなすのだから大したものだ。
彼はこれからもOMにとって大切な戦力であり続けるだろう。長く籍を置くのでないだろうか。なにせその謙虚さと人間的な優しさは、クラブ内の誰からも高い評価を得ているわけで。
ただひとつだけ、注文がある。ずばり改善しなければならないのは、フランス語の力量だ。こればかりは進歩が緩やかすぎる! ぜひトライしてもらいたい。
文●レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)
翻訳●結城麻里
ただひとつだけ、注文がある。ずばり改善しなければならないのは、フランス語の力量だ。こればかりは進歩が緩やかすぎる! ぜひトライしてもらいたい。
文●レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)
翻訳●結城麻里