西野新監督には基準を明確に打ち出すことを期待
しかし、そうするならばメンバー選考は仕切り直しになります。どういう戦いをするにしろ必要となる主力は別にして、それ以外の選手は評価基準が大きく変わることになります。それによって選ばれる選手がいれば、その分、選ばれない選手が生まれてしまいます。
それを「プロなのだから仕方がない」といえば、そうでしょう。しかし、監督の示す基準の元で数年間ギリギリの競争をした末に決まるわけではなくなってしまった今回のメンバー選考は、選手たちにとってはどこか釈然としないものを残すような気がしてなりません。
それを「プロなのだから仕方がない」といえば、そうでしょう。しかし、監督の示す基準の元で数年間ギリギリの競争をした末に決まるわけではなくなってしまった今回のメンバー選考は、選手たちにとってはどこか釈然としないものを残すような気がしてなりません。
その意味では、西野新監督にはメンバー発表までの1か月弱の間に選手たちに求める基準を明確に打ち出すことを期待します。
どんな戦いを目指して、どんな選手を選ぶのか。
限られた時間にはなりますが、その基準の中で競争をし、選ばれなかった選手の想いも全部、「ワールドカップ日本代表」としてロシアに送り込む。そんな機運を高めていけるような解任となったことを願います。
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。
どんな戦いを目指して、どんな選手を選ぶのか。
限られた時間にはなりますが、その基準の中で競争をし、選ばれなかった選手の想いも全部、「ワールドカップ日本代表」としてロシアに送り込む。そんな機運を高めていけるような解任となったことを願います。
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。