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いざ、仮想ポーランドとの一戦へ! 日本代表は役者が揃う強豪ウクライナを相手にどう振る舞うべきか

カテゴリ:ワールド

河治良幸

2018年03月27日

ハリルジャパンが突くべき狙い目はどこか?

前日会見に臨んだシェフチェンコ監督。現役時代さながらの鋭い眼光で、記者陣に対峙した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 基本的に守るうえでは、2列目の4人による仕掛けに応対することがベースとなるが、日本がもうひとつ警戒すべきは、左SBエドゥアルド・ソボルの攻撃参加だ。
 
 サウジアラビア戦は右利きのマルチロールであるミコラ・マトビエンコが先発したが、チェコのスパルタ・プラハに所属するソボルは22歳の攻撃的なレフティーで、昨年11月のスロバキア戦でコノプリャンカの決勝ゴールをアシストするなど、タイミングの良い攻め上がりとクロスを武器にしている。181cmの長身で推進力があり、日本の右サイドハーフを担う選手には、相応の対応力が求められる。

 
 ウクライナの守備は、近年の欧州でスタンダードとなっている4−1−4−1のブロックをミドルゾーンで組み、状況に応じて前後させる形だ。
 
 その守備陣を統率するのはチャンピオンズ・リーグの常連クラブであるシャフタールに所属する左利きCBのヤロスラフ・ラキツキだ。特段大柄というわけではないが、機動力に優れ、相手FWのワイドな動きを封じながら、2列目からの飛び出しもケアする柔軟性を持ち合わせている。
 
 その相棒を務めるのは、198cmの超大型CBのエフゲン・ハチェリディか、ラキツキと同じシャフタールに所属する194cmのイバン・オルデッツだろう。
 
 どちらも典型的な前に強いタイプのため、日本は右CBと右SBオレクサンドル・カラバエフの間にしばしば生じるスペースが狙い目になるはずだ。カラバエフはライン際の守備に自信を覗かせる一方で、インサイドのケアをあまり得意としていない。
 
 ただ、DFラインをうまく破れたとしても、もう1人立ちはだかる難敵がいる。33歳のベテラン守護神アンドリー・ピアトフだ。
 
 サウジアラビア戦では、ウクライナ・リーグで3位と躍進するゾズリャで正GKとして君臨している19歳のGKアンドリー・ルニンが起用されたが、日本戦ではその期待のホープがメンバー外となったため、長年同国の守護神を務めてきたピアトフの起用が濃厚となっている。
 
 先のサウジアラビアに勝ち切れなかったことで、「結果を求めたい」と語るシェフチェンコ監督がどういうメンバー構成でくるかは予想しづらい部分が多い。いずれにせよ、世代交代が進み、気鋭の若手も揃うウクライナとの一戦は、勝利と内容の両方で成果が求められる日本代表にとって、舵取りの難しい試合になることは間違いないだろう。
 
取材・文●河治良幸
 
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