九州新人戦の国見戦。長友のプレーは今でも坂本氏の記憶に残っている。

高校3年時には市立船橋高と選手権で対戦。PK戦で敗れはしたが、中盤の底で勇猛果敢にプレーした。(C)SOCCER DIGEST

試合前の集合写真に収まる長友(下段右から2番目)と坂本氏(上段右から2番目)。上段の一番右には昨季まで岡山に所属していた近藤徹志の姿も。(C)SOCCER DIGEST
しかし、新高3となる年の2月に行なわれた九州新人戦で長友に転機が訪れる。予選リーグ初戦の国見高戦。相手には渡邉千真(神戸)、城後寿(福岡)、藤田優人(鳥栖)など好タレントを数多く揃えていったなかで、長友にスタメンのチャンスが巡ってきた。
すると、最後尾でゴールマウスを守っていた坂本氏も驚愕する、圧巻のパフォーマンスを披露したのだ。
「別の選手がアンカーのレギュラーだったのですが、動きが悪くて、長友が試合に出ることになりました。その当時、国見のボランチを城後が務めていたのですが、完璧に抑えてみせたんです」
1ボランチに入った長友は躍動感のあるプレーで城後を封じると、攻撃でも違いを発揮。35メートルの距離をものともせず、強烈なミドルシュートを叩き込んだのだ。
今でも国見高戦の光景は、坂本氏の脳裏に焼き付いている。「今でもあのシュートは覚えている。あのミドルは本当に凄かった。『そこで打つ?』というところからズバンと足を振り抜いて、スパッとゴールに入ったんです」というほど、長友の鮮烈ミドルは凄まじいものだった。
すると、最後尾でゴールマウスを守っていた坂本氏も驚愕する、圧巻のパフォーマンスを披露したのだ。
「別の選手がアンカーのレギュラーだったのですが、動きが悪くて、長友が試合に出ることになりました。その当時、国見のボランチを城後が務めていたのですが、完璧に抑えてみせたんです」
1ボランチに入った長友は躍動感のあるプレーで城後を封じると、攻撃でも違いを発揮。35メートルの距離をものともせず、強烈なミドルシュートを叩き込んだのだ。
今でも国見高戦の光景は、坂本氏の脳裏に焼き付いている。「今でもあのシュートは覚えている。あのミドルは本当に凄かった。『そこで打つ?』というところからズバンと足を振り抜いて、スパッとゴールに入ったんです」というほど、長友の鮮烈ミドルは凄まじいものだった。
九州新人戦の活躍が認められ、長友はレギュラーに定着。年末の高校サッカー選手権にも出場し、明治大へと進学を果たした。国見高戦の出来が、定位置奪取のターニングポイントになったのは確かだろう。
高校時代の活躍は日々の練習を怠らなかったからこそ。1年時から試合に出られなかったとしても、「ストイックに取り組むところは変わらない。試合に出られていない時から変わらず、トレーニングをやり続けていた」(坂本)
サッカーに対して、真摯に向き合う——。
「こんな選手になるとは思っていなかった」と坂本氏は言うが、取り組み方は高校時代からプロに引けを取らないレベルがあった。その積み重ねが今の長友を作り上げた原点のひとつなのかもしれない。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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サッカーに対して、真摯に向き合う——。
「こんな選手になるとは思っていなかった」と坂本氏は言うが、取り組み方は高校時代からプロに引けを取らないレベルがあった。その積み重ねが今の長友を作り上げた原点のひとつなのかもしれない。
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