コートジボワール戦につながる戦い方、情報収集が求められる。
悩むのはボランチだろう。別メニューが続く長谷部誠は、前日練習をフルにこなしたものの、「焦らずにじっくりやってほしいと考えている。来週の初戦に合わせるように調整している」とザッケローニ監督が語るように、ザンビア戦で起用される可能性はないと見ていい。
すでに軸となった山口蛍の出場は確実で、そのパートナーの座を遠藤保仁と青山敏弘が争う構図となっている。両者はともに、ここまでふたつのテストマッチでフル出場していない。ザンビア戦でどちらの名前がスターティングリストに記されるかは定かではないが、いずれにせよ起用されればプレー時間は長く与えられるはずで、そのままコートジボワール戦のスタメンに名を連ねる可能性が高い。柿谷曜一朗と大迫勇也によるポジション争いが繰り広げられるCFに関しても、同じことが言えそうだ。
チームの状態を確認しつつも、このザンビア戦はやはり、コートジボワール戦を想定したものになるだろう。この試合のスタメンがすべて、コートジボワール戦のそれに当てはまるとは限らないものの、ある程度は初戦の構成が浮かび上がってくるはずだ。
ザンビアの印象について吉田麻也は次のように語る。
「コートジボワールと似ているとは思いますけど、向こうから見れば、日本と韓国はそんなに変わらないのかもしれない。それと同じような感覚かもしれないので、やってみないと分からない部分はある。もちろん特長としては似ている部分もあるので、大会前のテストマッチとして良い経験になるとは思います」
アフリカ勢の特長は、やはり身体能力の高さだろう。ザッケローニ監督も「フィジカルの部分では、おそらく相手が上だろうと思っている」と認めている。そうした相手に、いかに組織として対抗できるか。
山口も「ボールを持つ時間は長くなると思うけど、相手のカウンターには気をつけたい。狙ってくると思うので、その餌食にならないようにしたい」と警戒を強める。こうした意識は間違いなくコートジボワール戦につながるものであり、「確認」だけに留まらず、アフリカ勢との貴重な実戦機会で、より多くの情報を手にすることも求められる。
最後のテストマッチを有意義なものとしたい。
取材・文:原山裕平(週刊サッカーダイジェスト)
すでに軸となった山口蛍の出場は確実で、そのパートナーの座を遠藤保仁と青山敏弘が争う構図となっている。両者はともに、ここまでふたつのテストマッチでフル出場していない。ザンビア戦でどちらの名前がスターティングリストに記されるかは定かではないが、いずれにせよ起用されればプレー時間は長く与えられるはずで、そのままコートジボワール戦のスタメンに名を連ねる可能性が高い。柿谷曜一朗と大迫勇也によるポジション争いが繰り広げられるCFに関しても、同じことが言えそうだ。
チームの状態を確認しつつも、このザンビア戦はやはり、コートジボワール戦を想定したものになるだろう。この試合のスタメンがすべて、コートジボワール戦のそれに当てはまるとは限らないものの、ある程度は初戦の構成が浮かび上がってくるはずだ。
ザンビアの印象について吉田麻也は次のように語る。
「コートジボワールと似ているとは思いますけど、向こうから見れば、日本と韓国はそんなに変わらないのかもしれない。それと同じような感覚かもしれないので、やってみないと分からない部分はある。もちろん特長としては似ている部分もあるので、大会前のテストマッチとして良い経験になるとは思います」
アフリカ勢の特長は、やはり身体能力の高さだろう。ザッケローニ監督も「フィジカルの部分では、おそらく相手が上だろうと思っている」と認めている。そうした相手に、いかに組織として対抗できるか。
山口も「ボールを持つ時間は長くなると思うけど、相手のカウンターには気をつけたい。狙ってくると思うので、その餌食にならないようにしたい」と警戒を強める。こうした意識は間違いなくコートジボワール戦につながるものであり、「確認」だけに留まらず、アフリカ勢との貴重な実戦機会で、より多くの情報を手にすることも求められる。
最後のテストマッチを有意義なものとしたい。
取材・文:原山裕平(週刊サッカーダイジェスト)