【ザンビア戦プレビュー】最後の確認を通して、初戦のスタメンが浮かび上がる

カテゴリ:日本代表

原山裕平

2014年06月06日

コスタリカ戦よりもリアリティ度の高い試合に。

ザンビア戦では、「テストしたい選手」と「状態を見極めたい選手」を中心に起用される模様だ。 (C) SOCCER DIGEST

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 前日会見でアルベルト・ザッケローニ監督は、ザンビア戦のポイントについて次のように語っている。
 
「最後のテストの場だと捉えているので、数名の選手を試してみたいと思っているし、90分できるかどうかを見極めないといけない選手もいる。チームが90分を通してどんな戦いができるかも確認しないといけない。対戦相手のポイントを抑えることは大切だが、それ以上に自分たちのやるべきことをやっていきたい」
 
 初戦で対戦するコートジボワールと同じアフリカ勢との対戦とあって、シミュレーションの意味合いが強い試合ではあるものの、指揮官はこれまでと同様に、選手のコンディションおよび、チーム戦術の「確認」に重きを置く考えを示している。
 
 一方で「ゲーム前から予定している交代のカードは、前回の試合よりも減ると思う」と語っており、より本番を想定した采配を振るうことも示唆。その意味でコスタリカ戦よりもリアリティ度の高い試合となるのは間違いないだろう。
 
「テストしたい選手」とは、これまで試合出場に恵まれていない選手を指す。これに当てはまるのがGKのふたり(西川周作と権田修一)と齋藤学、そして怪我から復帰したばかりの酒井高徳になる。キプロス戦の20分のみの出場に止まっている清武弘嗣もその対象となるかもしれない。なかでも酒井高は、右ふくらはぎの張りを訴えた長友佑都が前日練習を回避したことからも、このザンビア戦で起用される可能性は高いと見ていい。
 
 一方、「90分できるかどうか見極めたい選手」の筆頭は、やはり本田圭佑だろう。キプロス戦、コスタリカ戦と2試合続けてフル出場を続けるが、そのパフォーマンスは決して芳しいものではない。おそらく指揮官はエースの状態に気を揉んでいるはずで、最後の実戦の場でできるだけ長く、プレー機会を与えるつもりだろう。また怪我から復帰後、いまだフル出場のない内田篤人に関しても、どこまでできるかを確認したいと考えているはずだ。
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