ついに日本代表初招集! 中島翔哉はいま何を考え、どこへ向かおうとしているのか

カテゴリ:日本代表

豊福晋

2018年03月15日

上手くいっているのはチームメイトの支えがあったから。

リーグ戦22試合に出場して9得点・6アシストの大暴れ。中島を祝福するのは元鹿島のファブリシオだ。(C)Getty Images

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──その表情からも充実感がはっきりと伝わってきます。この半年間はキャリアの中でベストなのでは?
 
「すごく良い経験をさせてもらっています。ポルティモネンセは攻撃的なチームで自分に合っているし、そもそも、ポルトガルという国のスタイルが僕向きです。ポルトやベンフィカの試合は昔から観ていて面白かったし、ここに来られて良かったです」
 
──古くはパウロ・フットレ、ルイス・フィーゴから、クリスチアーノ・ロナウドまで、ポルトガルはテクニカルなウインガーを多く輩出しています。中島選手のプレースタイルも彼らに近いものがあります。
 
「ポルティモネンセに話をもらう前から、ポルトガルのサッカーは自分に合うなと思っていました。イメージは、ブラジル人も多いですし、テクニック重視ですね。この国のファンはドリブルや細かい技術が好きなので、ドリブルができる選手は好かれやすいです」
 
──スムーズに適応できた?
 
「はい。ここは理想的な環境です。あとは言葉ですね。ポルトガル語をもっと話せるようにならないと。日本から持ってきた参考書を使ったり、実際に話したりしながら覚えたい。聞く方は慣れてきましたが、どう答えればいいのか分からない(笑)」

 
──海外にチャレンジする日本人選手はえてして言葉の問題に直面します。監督からの指示で困ったことはありましたか?
 
「(ヴィトール・オリベイラ)監督はシンプルな言葉で伝えてくれます。ここまで上手くいっているのはチームメイトの支えがあったから。サッカー以外の部分のコミュニケーションもそうですし、皆がすぐに受け入れてくれたのは大きかった。チームにはリュウキ(亀倉龍希)の他に、日本語を話せるスタッフもいて助かっています。特にリュウキの存在はありがたいです。監督の細かい指示、私生活で分からないことを日本語で教えてもらえますから。ただ、もっとポルトガル語を話せるようになって、チームメイトとも直接会話できるようになりたいです」
 
──ポルティモネンセはポルトガル・リーグ屈指の攻撃的なチーム。23節終了時点での総得点は上から数えて5番目です。
 
「攻撃力はポルティモネンセを選んだ理由のひとつです。僕が任されているのは4-3-3の左ウイング。監督からはなるべく前でプレーするように言われていて、ゴールやアシストも要求されています」
 
──ポルティモネンセではとにかく楽しそうにプレーしていますね。
 
「一番楽しいと感じるのはドリブル、ゴールを決めること、味方にアシストすること。これら自分の武器を出せるように意識してやっています」
 
──なかでも光るのは、ここまでリーグ戦で9ゴールという得点力。ゴールラッシュのきっかけは?
 
「特にないです。むしろ日本にいた時のほうがシュート練習はしていましたね。その国のサッカーが自分に合っているかが重要だと思います」
 
──FC東京にいた頃から「海外のほうが合っている」と話していました。
 
「U-23代表時代に海外の選手と対戦してそう思いました。対峙するDFがどちらかと言うと引いて構えるケースが多いJリーグと違って、ポルトガルでは詰めてきます。この違いは大きいです。パススピード、身体の当て方、激しさも全然違いますからね。プレースピードが速いポルトガルに比べると、日本は少しゆっくりしている印象です」
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