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【小宮良之の日本サッカー兵法書】「走る」のは基本だが、「走らない」ことの効果も考えてみよう!

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2018年02月07日

「量は質に優らない」「走力には限界がある」

昨夏のスーペルコパではメッシを徹底マークして成功したマドリー。様々な作戦とそれに対する攻略方法が積み重なって、サッカーは進歩していく。 (C) Getty Images

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「走る」
 
 それは、フットボールにおける基本なのだろう。鍛えられたチームは強い。技術が劣るなら、そこに活路を見出すしかない。
 
 しかしトップレベルでは、どれだけ走っても追いつけない領域がある。いつ走るか、どこで走るか、そのタイミングと判断を心得ているか。それが、フットボールなのだろう。そして、タイミングを掴んだ後は、技術が要求される。
 
 その点で、メッシの右に並ぶ者はいない。
 
 メッシの1試合の走行距離は、平均で8キロ弱といわれる。多い選手だと14キロにも達するといわれるが、量は質に優らない、ということか。スプリントの最速も33キロ後半で、確かに速い数字ではあるが、速さだけなら、Jリーガーでもこれぐらいの数字を出す選手は多くいるだろう。
 
 走ることは大事だが、高いレベルでは、そのタイミングや判断が要求される。
 
 さらに言えば、「走らずに止まれるか」が鍵になるといわれる。止まることで消え、相手のスピードを奪い取る。その境地に達している選手が、至高のフットボーラーなのだろう。
 
 なぜなら、己の走力には限界があるが、相手の裏を取って緩急の差で勝てるのであれば、理論上は決して負けることはないからだ。
 
文:小宮 良之
 
【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『おれは最後に笑う』(東邦出版)など多数の書籍を出版しており、今年3月にはヘスス・スアレス氏との共著『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』(東邦出版)を上梓した。
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