コウチーニョ入団会見全文「バルサでプレーするのが僕の夢。迷いはいっさいなかった」

カテゴリ:メガクラブ

山本美智子

2018年01月09日

「クラブ史上最高額」は重圧ではなく名誉。

コウチーニョは「夢のクラブ」であるバルサで、タイトルの獲得に貢献したいと語る。(C)Rafa HUERTA

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――あなたはいま怪我(全治20日)をしているうえ、今シーズンはチャンピオンズ・リーグでプレーできない。リーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイでのプレーが中心になるが、もし残り15試合程度しかプレーできなくても、ここに来たいという気持ちがまさったのか。

「さっきも言ったように、バルサでプレーするのは僕の夢で、そのチャンスがついに訪れたんだ。迷いはいっさいなかった。それに、僕の契約期間は5年とちょっとある。いますぐプレーできなくても、これから十分にここでのプレーを楽しめるからね」

――バルサへの適応は難しいと言われるが。

「僕にはリーガでプレーした経験があるし、ここには友人もいる。できるだけ早く適応できるように努力するし、そうなることを願っているよ」

――バルサ史上最高の移籍金でここに来たことに重圧を感じているか。

「それは重圧ではなく名誉。僕の夢がここにある。お金の問題はクラブ間のことだし、僕が唯一考えているのは、ここでのプレーを楽しみ、タイトルを楽しむことだ」

――夏にも移籍するチャンスがあったが、その際はリバプールが手放さなかった。今日までの約6か月はどのような気持ちで過ごしたか。

「リバプールはあらゆることをやってくれた。僕のいまの夢について理解してくれた。そのことに感謝しなければならない。彼らは約束を守ってくれた。最後の6か月、僕はプロとして最善を尽くした。いつもそうであったように」

――英語があまり得意ではないそうだが、リバプールのファンに英語でメッセージを。

「すべてのサポーターにありがとうを言いたい。僕は全力を尽くした。プロとして最善を尽くした。残念ながらタイトルを獲ることはできなかったけど、家族もすごく幸せだったし、僕らはリバプールで素晴らしい時間を過ごした。本当にありがとう」

――あなたはイタリア、スペイン、イングランドのリーグを経験している。どこがもっとも自分に合っていると思うか。

「どこもプレーするのは簡単じゃない。それぞれの国でそれぞれの性格がある。イタリアはイングランドと似ている。緊張感があり、どのクラブも戦いを挑んでくる。僕はリーガでも過去に(エスパニョールで)5か月間プレーしている。できるだけ早く適応し、幸せになりたいと思っているよ」

――ネイマールとはもう話をしたか。

「うん、祝福してくれたよ。ちょうど昨日のことだ。彼はチームについて、街について、ロッカールームについて話をしてくれた。素晴らしい雰囲気のロッカールームがあるということは、パウリーニョやルイス(スアレス)からも聞いていたから、きっとそうなんだろうね」
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