宇津木にとってもまた、進化の必要性を感じた試合だった。
今大会のなでしこジャパンにおいて、116試合の阪口夢穂に次いで2番目のキャップ数(103試合)を誇る経験豊富な宇津木。彼女にとってもまた、進化の必要性を感じた試合だった。
「個人的にアジアの相手と試合をやるのは、久しぶりだった。もしかしたら自分は欧米の選手とやることに慣れすぎていたのかもしれない。なでしこの苦手な欧米対策は何年もかけてやってきた。けれど、最後のところで勝ち切る強さ、90分を走り抜けることなどアジアの選手のメンタリティには凄いものがある。そういう刺激を受けた」
アメリカのシアトル・レインに所属する宇津木は、今大会で唯一の海外組。日常的に欧米人を相手にしている一方で、アジアの国を相手にしたのは、2014年5月のアジアカップ以来だった。
ワールドカップ本大会に駒を進めるためには当然、アジアでの予選を突破する必要がある。その意味では今回、宇津木がアジアの戦いを久しぶりに経験し、感覚を取り戻せたことは大きかったのかもしれない。
2019年フランス・ワールドカップの出場権を懸けた来年4月のアジアカップで、その真価が改めて問われそうだ。
【なでしこPHOTO】北朝鮮に攻守で圧倒され、3大会ぶりの優勝逃す…
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb)
「個人的にアジアの相手と試合をやるのは、久しぶりだった。もしかしたら自分は欧米の選手とやることに慣れすぎていたのかもしれない。なでしこの苦手な欧米対策は何年もかけてやってきた。けれど、最後のところで勝ち切る強さ、90分を走り抜けることなどアジアの選手のメンタリティには凄いものがある。そういう刺激を受けた」
アメリカのシアトル・レインに所属する宇津木は、今大会で唯一の海外組。日常的に欧米人を相手にしている一方で、アジアの国を相手にしたのは、2014年5月のアジアカップ以来だった。
ワールドカップ本大会に駒を進めるためには当然、アジアでの予選を突破する必要がある。その意味では今回、宇津木がアジアの戦いを久しぶりに経験し、感覚を取り戻せたことは大きかったのかもしれない。
2019年フランス・ワールドカップの出場権を懸けた来年4月のアジアカップで、その真価が改めて問われそうだ。
【なでしこPHOTO】北朝鮮に攻守で圧倒され、3大会ぶりの優勝逃す…
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb)