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【現地発】「最強の地球人C・ロナウド」が「宇宙人メッシ」に再び勝利。鍵は冷静な自己分析だ

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工藤拓

2017年12月08日

「宇宙人」に勝つための冷静な自己分析。

12月6日のドルトムント戦では素早く右足を振り切り、難易度の高い見事なミドルシュートを叩き込んだ。(C)Getty Images

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 フットボール史上最高の選手という声も多いメッシは、いわゆる天才であり、才能の塊のような選手だ。しばしば「宇宙人」と呼ばれるメッシに対し、クリスチアーノは「最強の人間」などと形容されてきた。つまり彼は努力の人なのである。
 
 努力で天才との差を埋めるのは簡単なことではない。ましてやクリスチアーノは、10年以上もメッシと世界一の座を争い続けてきた。そのためにはたゆまぬ心身の鍛錬はもちろんのこと、自身のプレーを客観的に見つめ、「メッシに対抗しうる武器は何なのか?」を考える冷静な自己分析も欠かせない要素だった。
 
 華奢なドリブラーから最強のフィジカルを擁するゴールマシーンへ――。自己分析による改善を繰り返すことにより、クリスチアーノのプレーは年々よりシンプルに、直線的にゴールを目指す形に変化していった。
 
 ボールをこねくり回すのが大好きだったサッカー少年は、いつしか余計なプレーは冷徹なまでに削ぎ落とし、ゴールを決めることに全神経を集中させるストイックなストライカーに変貌した。それは自己分析を繰り返した末、華麗なドリブルで観客を魅了するよりも1つでも多くゴールを決めてチームを勝たせることこそ、世界で最も価値のある選手になるために必要なプレーだという考えにたどり着いたからだろう。
 
 そして実際にクリスチアーノは、毎年のように多くのゴールを決め続けてきた結果、何度も「宇宙人」を上回る評価を勝ち取ってきた。今シーズンもリーガでは不振だが、チャンピオンズ・リーグでは見事なミドルシュートを沈めた12月6日のドルトムント戦を含めて、前人未到のグループステージ6試合連続弾。ここまで9得点でトップスコアラーに君臨し、このペースでいけば6年連続のCL得点王が濃厚だ。
 
 今後もクリスチアーノは自分に正直に、批判を恐れることなく、執拗にゴールを狙い続けることだろう。それが「宇宙人」を上回るため、「最強の地球人」として進化し続けるために必要なことなのだと、冷静な自己分析が導いた答えであるかぎり。
 
文:工藤拓

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