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【現地発】皇帝モストボイらが母国開催のW杯成功に自信を示す。「最高の大会になる予感が」

カテゴリ:国際大会

エル・パイス紙

2017年11月24日

準備はもう9割方完了している。

来年の本大会で決勝戦の会場となるルジニキ・スタジアムは、約4年かけて陸上トラックが撤去されるなどの大規模な改修工事が行なわれた。

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 チェリシェフ氏が抱く確たる自信は、国民の大半も共有しているものであり、根っからの悲観主義者であるモストボイでさえも、好感触を口にする。

「準備作業はもう9割方完了している。南アフリカにブラジルと、過去2大会は準備の遅れが指摘されていたが、それとは正反対の状況だ」

 とりわけモストボイが胸を張るのは、スタジアムの完成度の高さだ。

「私がまだ現役プレーヤーだった頃、素晴らしいスタジアムと言えば、決まって西ヨーロッパのスタジアムを連想したものだ。でもいまは、逆に彼らに自慢したくなるくらいのスタジアムが、ロシアで次々に完成している」

「イタリアやスペインでは老朽化が問題視されているスタジアムも少なくない。バライードスなんて、その代表例だろ?(笑)」。バライードスは、モストボイが現役時代にもっとも長く在籍(1996~2004年)したスペインのセルタのホームスタジアムだ。

「来年のワールドカップでは、ひとりでも多くの人たちに、ルジニキ(スパルタク・モスクワのホームスタジアム)やクレストフスキー(ゼニトのホームスタジアム)を訪れてもらいたいものだね」と語るモストボイは、そうしたスタジアムの完成度の高さは、ロシア人が持つ国民性に支えられていると証言する。

「ロシア人は何かをすると決めたら、必ずナンバーワンをめざす。それも、永遠のナンバーワンだ。ひとつのスタジアムを完成させるには、だいたい2年もあれば十分だけど、ゼニトのスタジアムの建設には、14年もの歳月を要している」

 ただ、忘れてはいけないのは、そのためにたくさんのお金が投下されていること。「ロシアとアラブ諸国は違う」と前置きしたうえでモストボイは、次のように語っている。

「ワールドカップ開催に向けて巨額の投資が行なわれたことに、多くのロシア人は疑問を抱いてもいる。実際の投資額が明らかになることはないだろうけど、前回のブラジル大会と比較して総投資額が2倍に達したと伝えるメディアもあった」
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