【現地発】ピケを超一流選手にした「クールでアツい」性格

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工藤拓

2017年11月17日

クールな殻をかぶっているが実は…。

守備的なポジションながらも、サッカーセンスは文字通り抜群。ビルドアップの精度はバルサのパスサッカーを支える。(C)Getty Images

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 例えば守備陣形が整わぬまま速攻を受けた際、クロスの上がった先にはなぜだかいつもピケがいる。例えば最終ラインからのビルドアップに際し、相手チームに前線からプレスをはめられてもピケがロングボールに逃れることは滅多になく、追いすがる相手FWを巧みにかわしてショートパスを繋いでしまう。
 
 そういった極めて難しい判断&実行力を擁するプレーをさらっとやってのけるのが、ピケの最大の凄さである。ゆえに一見するとそこから受けるイメージは、「情熱の赤」より「クールな青」の方がしっくりくるように思える。
 
 しかし、それだけではピケの本質に辿り着けない。
 
 例えば、時に3−0で勝っているにも関わらず、おもむろに前線に攻め上がりゴールを狙いに行くことがある。それが明らかなセオリー違反であることを承知のうえで、意図的に“謀反”を起こす。頭脳明晰な選手であると同時に、ピケにはそんな子供じみたところがあるのだ。
 
 マドリディスタの怒りを買い、議論を巻き起こしてきたツイートの数々もそうだ。別に後先考えずその時々の心境を綴っているわけではない。彼は自身の有名人としての影響力も、挑発的なコメントがもたらす反響も全て承知の上でツイートを発し、いちいち本気で目くじらを立てる人々や、尾ひれをつけて煽り立てるメディアの反応を楽しんでいるフシがある。
 
 こうしたいたずらっ子的な遊び心は、いわばプレーを、人生を楽しみたいという彼の本能的欲求=情熱の表われに他ならない。
 
 冒頭のコメントに表れた無償のカタルーニャ愛も、ピケという男を知る上で欠かせない要素だ。
 
 他の選手たちが発言を避ける中、ピケはあの発言で自身が誹謗中傷の的となるだけでなく、スペイン代表にも迷惑をかけることまで分かっていながら、溢れる感情を吐露せずにはいられなかった。
 
 頭脳明晰なトッププレーヤーでありながら、時に遊び心に火がつき、時に溢れる感情を抑えきれずに、人間味溢れる言動に走ってしまう。クールな殻を被ってはいるが、その中身は赤く燃えたぎる情熱の塊なのである。
 
文:工藤拓

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