【日本代表】むしろ“トップ下・井手口”には大きな可能性を見いだせた

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年11月11日

攻守両面で“スイッチ”を入れられる存在になる。

11月シリーズはメンバーから漏れた香川がブラジル戦を観戦。トップ下でライバルになりそうな井手口のプレーをどう見たか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 攻撃面については、トップ下でのプレーはほぼ初めてに近いだけに、「分からないなりにやっていた」という。とはいえ、自分より後ろの選手がボールを足もとに収めた際、敵陣の空いたスペースに即座に走り込む動き出しにはセンスが感じられた。
 
 実際、井手口自身はどう考えているのか。ストレートに“トップ下・井手口”について聞くと、次のように応じる。
 
「どんなポジションでもできれば、それは悪いことではない。どのポジションでもこなしていけるようにしていきたい」
 
 特定のポジションにはこだわっていないようだが、パンチ力のあるミドルシュートも武器のひとつであるだけに、トップ下の適正はあるはず。繰り返しになるが、2列目の位置であれだけ相手にガツガツと行けるのは魅力で、スペースへの果敢な飛び出しも考えれば、攻守両面で“スイッチ”を入れられる存在になる。
 
 自分がトップ下に入った時の中盤の関係性については、ポジティブな感想を述べる。
 
「3人の形がそこまで崩れることはなかった。やりづらくもなかったし、もっともっと話しながらできれば、さらにうまくいくと思います」
 
 ブラジル戦は、完敗以外の何物でもなかった。そのなかで唯一とも言える収穫が、井手口の起用法で選択肢が増えたことだろう。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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