R・マドリーの10番を背負ったのは――。

ジネディーヌ・ジダンの息子として注目されるエンゾ・フェルナンデズ(右端)は背番号10を背負い、不動のトップ下としてレアル・マドリーをリード。その佇まいは父親の往年の勇姿を思い出させる。 (C) Getty Images
ピッチ上には華やかなビックネームも見られた。レアル・マドリーU-19で10番を背負うエンゾ・フェルナンデズはジネディーヌ・ジダンの息子。バイエルンにはメーメット・ショルの息子ルーカス=ユリアン・ショルの姿も。マンチェスター・ユナイテッドで活躍したFWアンディ・コールの息子デバンテ・コールは、マンチェスター・シティでプレーしている。
また、フィリッポ・インザーギ(ミラン)、パトリック・ヴィエラ(マンチェスター・C)、カプーショ(ポルト)、ニッキー・バット(マンチェスター・U)といったかつてのスター選手が、指導者としてキャリアをスタートさせている。
未来のスター候補として、他を圧倒する個性を見せていたのが、バルセロナのムニル・エル・ハダディとアダマ・トラオーレの2人。エル・ハダディは今大会11ゴールで得点王に輝いた。スピードと巧みな足技を活かして積極的にドリブルを仕掛け、常にゴールを狙っていた。決勝では、前に出ていたGKを嘲笑うかのようにハーフウェーラインからループシュートを決めた。
17歳という史上8番目の若さでトップチームデビューを果たしているアダマは、スピードと馬力が桁違いだった。ほぼ常に縦に持ち込んでクロスという選択をするが、分かっていても止められない。準決勝のシャルケ戦では、3、4人がかりの激しいチャージを跳ね飛ばして疾走していた。決勝のベンフィカ戦でも徹底マークを受けながら、それでもわずかなスペースをこじ開け、エル・ハダディのゴールをアシスト。優勝に貢献した。
FIFAから補強禁止処分を受けたバルサにとって、エル・ハダディとアダマの2人は貴重な“新戦力”になるかもしれない。
文:中野吉之伴
UEFAユースリーグPhotoギャラリー
また、フィリッポ・インザーギ(ミラン)、パトリック・ヴィエラ(マンチェスター・C)、カプーショ(ポルト)、ニッキー・バット(マンチェスター・U)といったかつてのスター選手が、指導者としてキャリアをスタートさせている。
未来のスター候補として、他を圧倒する個性を見せていたのが、バルセロナのムニル・エル・ハダディとアダマ・トラオーレの2人。エル・ハダディは今大会11ゴールで得点王に輝いた。スピードと巧みな足技を活かして積極的にドリブルを仕掛け、常にゴールを狙っていた。決勝では、前に出ていたGKを嘲笑うかのようにハーフウェーラインからループシュートを決めた。
17歳という史上8番目の若さでトップチームデビューを果たしているアダマは、スピードと馬力が桁違いだった。ほぼ常に縦に持ち込んでクロスという選択をするが、分かっていても止められない。準決勝のシャルケ戦では、3、4人がかりの激しいチャージを跳ね飛ばして疾走していた。決勝のベンフィカ戦でも徹底マークを受けながら、それでもわずかなスペースをこじ開け、エル・ハダディのゴールをアシスト。優勝に貢献した。
FIFAから補強禁止処分を受けたバルサにとって、エル・ハダディとアダマの2人は貴重な“新戦力”になるかもしれない。
文:中野吉之伴
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