「僕らも人生を懸けてやっているんで」
勝利を掴めなかった要因が、自分のワンプレーにあることを喜田は潔く認める。もっとも、件のシーンでのディフェンスには自信を持っている。
「自分としては良いプレスバックだったと思う」
この柏戦で喜田はベンチスタートだった。82分にCFの富樫敬真と代わって途中出場し、確実に試合を終わらせる仕事を完遂しようとした一方、限られたプレータイムでもスタメン奪還のためにアピールが必要だった。
結果的に、このふたつのミッションを果たせたとは言えず、喜田は肩を落とした。明らかなファウルだったなら、まだ諦めがついたかもしれない。しかし、自分は間違ったプレーはしていないという確信がある。
試合後、喜田は「自分のファウルに関して、分からない部分があった」から、審判団に直接、説明を求めたが、これが異議と見なされて警告処分を受けている。「いらないイエローだった」のは承知しているが、納得ができなかったのだろう。
煮えたぎる感情を押し殺すようにして、喜田は言う。
「僕らも人生を懸けてやっているんで」
この悔しさを発奮材料にして、さらなる成長を遂げると信じている。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「自分としては良いプレスバックだったと思う」
この柏戦で喜田はベンチスタートだった。82分にCFの富樫敬真と代わって途中出場し、確実に試合を終わらせる仕事を完遂しようとした一方、限られたプレータイムでもスタメン奪還のためにアピールが必要だった。
結果的に、このふたつのミッションを果たせたとは言えず、喜田は肩を落とした。明らかなファウルだったなら、まだ諦めがついたかもしれない。しかし、自分は間違ったプレーはしていないという確信がある。
試合後、喜田は「自分のファウルに関して、分からない部分があった」から、審判団に直接、説明を求めたが、これが異議と見なされて警告処分を受けている。「いらないイエローだった」のは承知しているが、納得ができなかったのだろう。
煮えたぎる感情を押し殺すようにして、喜田は言う。
「僕らも人生を懸けてやっているんで」
この悔しさを発奮材料にして、さらなる成長を遂げると信じている。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)