抜け出すのは誰だ!? U-18日本代表の前線は注目タレントが目白押し!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2017年09月08日

実り多き3日間。前線はハイレベルな競争が望めそうだ。

FW陣の最年長である田川(14番)は、すでにプロの舞台で活躍する。CB生駒のチェックを受ける。写真:安藤隆人

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 初招集となった町野は懐の深いボールキープと、強烈なミドルシュートを放つなど、出色の出来を披露。「もっと積極的な姿勢を示したい」と意欲に溢れた3日間を過ごした。千葉ですでにトップチームデビューを果たしている古川も、持ち前のフィジカルの強さを活かした突破を繰り返した。
 
 昨年のU-19アジア選手権を経験した唯一の選手で、久しぶりの代表招集となったのが中村だ。質の高いオフ・ザ・ボールの動きと、判断の早さ、ゴール前の飛び込みを見せ、手応えを掴む3日間となった。
 
 怪我という不運に見舞われた選手もいたが、今回の代表合宿では、それぞれが持ち味をアピールした。
 
 安藤の言葉だ。
 
「アジア1次予選も選ばれるだけじゃ僕は満足できなくて、自分の一番良かった切れを取り戻すために目いっぱい努力して、毎日頑張っていかなきゃいけないと思っています。そうしないと自分がもったいない。U-20ワールドカップもしっかり出場権を獲る。自分たちの代で2大会連続を潰すわけにはいかないので、後に続けるようにやりたいです。フォワードはいろんな選手がいる中で、周りに刺激をもらいながら、自分のパフォーマンスを上げたいという気持ちがある。巧いひとと一緒にプレーして、もっと吸収していきたい」
 
 影山監督の狙い通り、誰もが大きな刺激を得る結果となった。FW陣はさらにここに、奥抜侃志(大宮U-18)、187センチの大型ストライカー・原大智(FC東京U-18)など、タレントが控えている。今回選ばれたメンバーも決して安泰ではない。そんな危機感が彼らを刺激し、成長を促していくだろう。
 
 大きな収穫を手にした影山ジャパン。とりわけ前線は、ハイレベルな競争が望めそうだ。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)

いまだ正式発表はされていないが、履正社の町野(22番)も来春のプロ行きが有力視される逸材だ。写真:安藤隆人

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