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【東京V】なぜヴェルディは再浮上できたのか~中盤の大黒柱に訊く「新システムの効能と効果」

カテゴリ:Jリーグ

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年08月21日

「球際の勝負になるシーンが増えた。ボールに対して迷わずアタックできる」。

新システム導入後、守備の局面で積極的なアクションが起こせるようになったという。存在を際立させているのが、18歳のインサイドハーフ・渡辺(33番)だ。(C)TOKYO VERDY

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 では、具体的にどこがどう改善されたのか。
 
「3-4-3の守備は、良くも悪くも後ろが5枚。隙間がないんだけど、どうしても重たくなる。それでも監督は前からプレッシャーを掛けたい。それでさっき話したようにシャドーの守備の量がすごく多くなって、出る、締めるのところがまるではまらない。それがいまはコウタ(渡辺皓太)とカジくん(梶川諒太)のインサイドハーフがすごく効いてて、攻守で持ち味を発揮してる。一人ひとりが誰を捕まえるのかがはっきりしてて、プレスの質がかなり改善されたんですよ」
 
 以前は守備の局面で、1対2での対応を強いられた。そうなるとひとりでふたりを見ながら「切る対応」しかできない。内田は「相手の頭が良かったら、ドリブルで仕掛けられてピンチになってた」と振り返り、「それがいまはけっこう同数で対応できるようになって、球際の勝負になるシーンが増えたんです。前はひとに当たりたくても当たれなかったところで、コウタなんかは良さが出てますよね。ボールに対して迷わずアタックしていけるようになったのがすごく大きい」と説明する。
 
 どうしてもっと早く採り入れなかったのかとイバン・コーチに訊くと、「3-4-3があったからいまがある。監督の哲学を身体に覚えさせるためには必要な時間だった。これからは個々の独創性も不可欠になるだろう。クレバーなかじ取りを見せるウチダにかかる期待は今以上に大きくなる」と話した。
 
 
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