【総体】日ノ本学園の復権を担うのは、中学時代に男子チームで鍛えられた俊英コンビ

カテゴリ:高校・ユース・その他

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年08月02日

9年間に及んだ共闘の日々。親友と歓喜の瞬間を…。

インターハイ2回戦の前橋育英戦で決勝点を挙げた宮本(10番)。主将の牛島(5番)も殊勲弾を称えた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 やがてふたりは中学を卒業し、高校女子サッカー界のトップに君臨する日ノ本の門を叩く。田邊友恵監督は「やはり男子に揉まれてたから、その時点でよく走れる子たちでした。球際にしてもタフで、そうしたところはやはり違いましたよ」と、入学当初の印象を振り返ってくれた。
 
 2度に渡る大きな環境の変化を経て、彼女たちはいよいよ集大成のラストイヤーを迎えた。一緒に同じチームでサッカーをするのは、今年が最後だ。
 
「ずっと励まし合ってきたんで、親友以上の存在です。全国のタイトルを一緒に獲りたいです」(牛島)
「すごくしっかりしていて、いつもそばにいてくれた。最高の1年にしたいですし、このインターハイも優勝を狙います」(宮本)
 
 昨年度の日ノ本は、5年ぶりの無冠に終わった。常勝軍団が復権を果たすためには、牛島&宮本を筆頭とする歴戦の選手たちの奮闘が欠かせない。主将は「今年はまとまりがあって、チーム状態もかなり良くなってきている。うまく導いていきたい」と決意を語った。
 
 8月3日の準決勝では、強豪・作陽と雌雄を決する。熊本が生んだ俊英コンビの“最後の夏”は、これからが本番だ。
 
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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