磐田の3バックは「一人分」多くスプリントしていた。
トラッキングデータをチェックしてみた。あくまで参考のデータだが、今回の攻防の行方が客観的に見えてきそうだ。
▷総走行距離
▶全選手
浦和・112.246キロ
磐田・115.22キロ
▶3バック合計
浦和・31.232キロ
磐田・30.202キロ
▷総スプリント数
▶全選手
浦和・174回
磐田・188回
▶3バック
浦和・40回
磐田・55回
総走行距離は、全体では磐田が上回っている。しかし3バックのみだと、浦和のほうが多く走っている。この日は、明らかに浦和の3バックのほうが「走らされている」というシーンが多く、それが反映されたデータとなった。
一方、スプリント数は、15本差。15本は宇賀神や櫻内がこの日記録したひとり分のスプリント数にあたる。大井と高橋が19回、森下が17回。一方の浦和は森脇が17回で、遠藤が13回、槙野が10回。
大井や高橋の積極的なプレスが90分間効果的にハマっていた。彼らは自分のゾーンに入ってきた選手に対し、恐れずプレッシングを仕掛けていた。そのプレスに浦和のアタッカー陣も苦しみ、連係を分断された。浦和よりも”前向き”な守備を貫けていたことが分かる。
浦和のペトロヴィッチ監督は「ACLの済州戦(延長の末、3-0で勝利)」でとてもハードな試合をして勝利を収め、そこがピークだとすれば、少しずつチーム状態が落ちている。悪い戦いはしていないが、勝利できずにいてスランプと言える」と、不調を認めたた。
浦和の多くの選手からは「ボールの奪いどころが定まっていない」「誰がいつボールに向かうのかが曖昧で後手になり、押し込まれてしまった」といった声が聞かれた。最近の浦和は耐えなければいけない状況下になると、遠藤が「1バック」のような形で守って、より劣勢を招いてしまった。
「一人ずつマークを見て、数的同数で守ることを基本としているが、思い切って引いたり、数的優位にしたりすることも必要な時間もあるかもしれない」
最近の遠藤は、この試合に限らずそのような課題を強調していた。
より長い時間、敵陣で試合を進め、今季標ぼうする超攻撃的なスタイルを貫くのか、あるいは変えるのか。今季のスタイルを貫くのであれば、どのような梃入れをするのか(このスタイルであれば、スピードタイプのDFやボランチが必要だろう)。何かしらの対策や修正が不可欠だろう。
▷総走行距離
▶全選手
浦和・112.246キロ
磐田・115.22キロ
▶3バック合計
浦和・31.232キロ
磐田・30.202キロ
▷総スプリント数
▶全選手
浦和・174回
磐田・188回
▶3バック
浦和・40回
磐田・55回
総走行距離は、全体では磐田が上回っている。しかし3バックのみだと、浦和のほうが多く走っている。この日は、明らかに浦和の3バックのほうが「走らされている」というシーンが多く、それが反映されたデータとなった。
一方、スプリント数は、15本差。15本は宇賀神や櫻内がこの日記録したひとり分のスプリント数にあたる。大井と高橋が19回、森下が17回。一方の浦和は森脇が17回で、遠藤が13回、槙野が10回。
大井や高橋の積極的なプレスが90分間効果的にハマっていた。彼らは自分のゾーンに入ってきた選手に対し、恐れずプレッシングを仕掛けていた。そのプレスに浦和のアタッカー陣も苦しみ、連係を分断された。浦和よりも”前向き”な守備を貫けていたことが分かる。
浦和のペトロヴィッチ監督は「ACLの済州戦(延長の末、3-0で勝利)」でとてもハードな試合をして勝利を収め、そこがピークだとすれば、少しずつチーム状態が落ちている。悪い戦いはしていないが、勝利できずにいてスランプと言える」と、不調を認めたた。
浦和の多くの選手からは「ボールの奪いどころが定まっていない」「誰がいつボールに向かうのかが曖昧で後手になり、押し込まれてしまった」といった声が聞かれた。最近の浦和は耐えなければいけない状況下になると、遠藤が「1バック」のような形で守って、より劣勢を招いてしまった。
「一人ずつマークを見て、数的同数で守ることを基本としているが、思い切って引いたり、数的優位にしたりすることも必要な時間もあるかもしれない」
最近の遠藤は、この試合に限らずそのような課題を強調していた。
より長い時間、敵陣で試合を進め、今季標ぼうする超攻撃的なスタイルを貫くのか、あるいは変えるのか。今季のスタイルを貫くのであれば、どのような梃入れをするのか(このスタイルであれば、スピードタイプのDFやボランチが必要だろう)。何かしらの対策や修正が不可欠だろう。