選手時代と比べて、1日や1週間があっという間に過ぎ去る。
鈴木 サッカー選手のほうが楽ですね。肉体的な疲れは選手時代のほうが当然ありますが、今は頭がすごく疲れる。自分でスケジュールを変えられるから、その分、物事が散らかりやすい。いつの間にか1日終わっている。もっと言えば、1週間終わってるとか、そういう感覚の時もあります。
岩政 私も同じような感じで、やることを時間で区切らないと、こんがらがってしまう。例えば、今は解説の準備しようとか、コーチとして練習の準備をしようとか、選手としてもプレーしているからコンディション作りもしなきゃいけない。そのために十分な睡眠が必要なので、なかなか時間が足りないですね。ただ、時間を自由に使えるのは、居心地良いとは感じています。
鈴木 僕は結構、不安になる時がありますね。もっとこれをやらなきゃいけないんじゃないかとか、終わりが見えないので。
岩政 それは分かります。
鈴木 分かるでしょ? 選手の時はサッカーが基本だから、身体が疲れることはしなかった。そのベースがあるからいいんですが、今は無理しようと思えばいくらでもできる。だから、スケジュールをがんがん詰め込んでしまうし、やらないと不安になってくる。
岩政 分かる分かる。終わりがないですよね。でも、時間は限られているじゃないですか。そこで、やることと、やらないことの判断基準は、どんなところに置いています?
鈴木 時間軸で考えますね。すぐにできるものと、できないものとで考える。あとは、人に任せられるところは任せる。選手の時はあまりなかったけど、今は「じゃあ、よろしく!」って人にお願いしたり。
岩政 活動の軸足は?
鈴木 どれが軸足ではなく、どれも大切だと思っています。スケジュールを決めて、今取り組むべきことに集中する。それに、僕の仕事はスポーツとかアスリートとか、そういったものに全部つながってるので、あんまり区切ってはいません。ただ、場面によって、自分の立ち位置を変えなければいけない時はありますが。
岩政 明治大のサッカー部のコーチを始めたのは? 自分から希望したんですか?
鈴木 いや、指導者はまったく考えていませんでした。たまたま知人の紹介で出会った明治大の監督が静岡の清水出身で、総監督が藤枝出身だったんです。その静岡の人たちと話をしているうちに、学生たちの頑張っている姿や考え方を学びたいなと思って始めました。
僕は大学に行っていないから、大学生がどんなことを考えているのか興味がありました。高校生の思考回路と大学生の思考回路は違いますよね? なおかつ、彼らは全員がサッカー選手になるわけではなく、ほとんどが企業に就職していく。しかも、明治の学生たちはけっこう良いところに就職する。その根底にあるものを学ばせてもらう代わりに、僕はサッカーをアドバイスします、という感じです。
岩政 私も同じような感じで、やることを時間で区切らないと、こんがらがってしまう。例えば、今は解説の準備しようとか、コーチとして練習の準備をしようとか、選手としてもプレーしているからコンディション作りもしなきゃいけない。そのために十分な睡眠が必要なので、なかなか時間が足りないですね。ただ、時間を自由に使えるのは、居心地良いとは感じています。
鈴木 僕は結構、不安になる時がありますね。もっとこれをやらなきゃいけないんじゃないかとか、終わりが見えないので。
岩政 それは分かります。
鈴木 分かるでしょ? 選手の時はサッカーが基本だから、身体が疲れることはしなかった。そのベースがあるからいいんですが、今は無理しようと思えばいくらでもできる。だから、スケジュールをがんがん詰め込んでしまうし、やらないと不安になってくる。
岩政 分かる分かる。終わりがないですよね。でも、時間は限られているじゃないですか。そこで、やることと、やらないことの判断基準は、どんなところに置いています?
鈴木 時間軸で考えますね。すぐにできるものと、できないものとで考える。あとは、人に任せられるところは任せる。選手の時はあまりなかったけど、今は「じゃあ、よろしく!」って人にお願いしたり。
岩政 活動の軸足は?
鈴木 どれが軸足ではなく、どれも大切だと思っています。スケジュールを決めて、今取り組むべきことに集中する。それに、僕の仕事はスポーツとかアスリートとか、そういったものに全部つながってるので、あんまり区切ってはいません。ただ、場面によって、自分の立ち位置を変えなければいけない時はありますが。
岩政 明治大のサッカー部のコーチを始めたのは? 自分から希望したんですか?
鈴木 いや、指導者はまったく考えていませんでした。たまたま知人の紹介で出会った明治大の監督が静岡の清水出身で、総監督が藤枝出身だったんです。その静岡の人たちと話をしているうちに、学生たちの頑張っている姿や考え方を学びたいなと思って始めました。
僕は大学に行っていないから、大学生がどんなことを考えているのか興味がありました。高校生の思考回路と大学生の思考回路は違いますよね? なおかつ、彼らは全員がサッカー選手になるわけではなく、ほとんどが企業に就職していく。しかも、明治の学生たちはけっこう良いところに就職する。その根底にあるものを学ばせてもらう代わりに、僕はサッカーをアドバイスします、という感じです。