「ゴールに関しては、左サイドの崩しが完璧だった」
持ち味のボール奪取が成功したのは2回。しかし、ロストしたのも同じ回数をカウント。シュートはゼロと、本人は納得できない部分が多かった前半かもしれないが、見せ場がなかったわけでもない。
20分、吉田麻也から大迫勇也に縦パスが入ると、相手の最終ラインの背後を突く動きを見せる。飛び出した今野に大迫がワンタッチで流す。惜しくもシュートは打ち切れなかったが、縦への速さを重視するハリルジャパンの攻撃を見事に体現する“3人目の動き”だった。
二次攻撃に備えるため、セカンドボールを拾える位置でスタンバイするだけでなく、CFの大迫がひとつ落ちてきてできたスペースに、顔を出す場面は何度かあった。ゴールチャンスに絡む確率は低かったとはいえ、前への意識は少なからず見せていた。
そのプレーが実ったのが、58分だ。左サイドで原口元気からのショートパスを受けた大迫が、オーバーラップを仕掛ける長友佑都にアウトサイドで流す。長友は相手のチェックをかわしてニアゾーンに侵入し、左足でクロスを供給。そこに走り込んで確実にゴールに流し込んだのが、今野だった。
「走り込んだらフリーだった。あのゴールに関しては、左サイドの崩しが完璧だった」
チームを敗戦から救う同点弾も、今野はチームメイトの奮闘を称えるが、前半から見せていた前への意識を保ち、ここぞという勝負どころを見極めたファインゴールだった。
試合後、指揮官は「今野は(怪我で)2か月プレーをしていなかった。今はコンディションを取り戻しつつある段階。まだトップフォームではない」と今野について言及したが、逆に言えば、万全の状態でないにもかかわらず、決定的な仕事をこなしたのだから、その点は高く評価してもいいはずだ。
シリア戦は63分でお役御免となったが、6日後に控えるイラクとの決戦までに、どこまでトップコンディションを取り戻せるか。
「チームがうまく回るようなプレーをしたい。それが自分の特長でもあると思うので」
味方の良さを引き出すのはもちろん、フィニッシュにも絡む。シリア戦は「そこまで満足のいく試合ではなかった」と話すが、最低限の仕事は果たしたのは間違いなく、イラク戦につながる活躍ぶりだった。
20分、吉田麻也から大迫勇也に縦パスが入ると、相手の最終ラインの背後を突く動きを見せる。飛び出した今野に大迫がワンタッチで流す。惜しくもシュートは打ち切れなかったが、縦への速さを重視するハリルジャパンの攻撃を見事に体現する“3人目の動き”だった。
二次攻撃に備えるため、セカンドボールを拾える位置でスタンバイするだけでなく、CFの大迫がひとつ落ちてきてできたスペースに、顔を出す場面は何度かあった。ゴールチャンスに絡む確率は低かったとはいえ、前への意識は少なからず見せていた。
そのプレーが実ったのが、58分だ。左サイドで原口元気からのショートパスを受けた大迫が、オーバーラップを仕掛ける長友佑都にアウトサイドで流す。長友は相手のチェックをかわしてニアゾーンに侵入し、左足でクロスを供給。そこに走り込んで確実にゴールに流し込んだのが、今野だった。
「走り込んだらフリーだった。あのゴールに関しては、左サイドの崩しが完璧だった」
チームを敗戦から救う同点弾も、今野はチームメイトの奮闘を称えるが、前半から見せていた前への意識を保ち、ここぞという勝負どころを見極めたファインゴールだった。
試合後、指揮官は「今野は(怪我で)2か月プレーをしていなかった。今はコンディションを取り戻しつつある段階。まだトップフォームではない」と今野について言及したが、逆に言えば、万全の状態でないにもかかわらず、決定的な仕事をこなしたのだから、その点は高く評価してもいいはずだ。
シリア戦は63分でお役御免となったが、6日後に控えるイラクとの決戦までに、どこまでトップコンディションを取り戻せるか。
「チームがうまく回るようなプレーをしたい。それが自分の特長でもあると思うので」
味方の良さを引き出すのはもちろん、フィニッシュにも絡む。シリア戦は「そこまで満足のいく試合ではなかった」と話すが、最低限の仕事は果たしたのは間違いなく、イラク戦につながる活躍ぶりだった。