「相手との距離が甘く、寄せが甘い」
[キリンチャレンジカップ2017]日本 1-1 シリア/6月7日/東京スタジアム
「(試合の)入りが悪かった。とくに中盤には満足していない」
不甲斐ない出来に終わった前半を、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が試合後の会見で嘆いた。とりわけ、アンカーの山口蛍、インサイドハーフに入った香川真司(10分で倉田秋と負傷交代)と今野泰幸が構成した先発の中盤は、序盤にプレーの精彩を欠いており、「デュエルで負けていた」と話す。
さらに指揮官は中盤について「守備でも攻撃でも相手にコントロールされていた。守備では相手と遠すぎた。攻撃の時は引いてボールを受ける姿が多かった」と振り返る。たしかに、守備時は相手に厳しいプレッシャーをかけることができず、攻撃では高い位置でプレーできていないことにより、前半には機能しない中盤の姿があった。
「デュエル」標榜するハリルホジッチ監督にとって、「軽い」プレーは決して許されない。会見ではしきりに、守備において「相手との距離が遠く、プレッシャーが甘い」と繰り返した。
そして「出場していたのに消えていた選手もいた」と苦言を呈する指揮官は、その選手に「少し厳しく話をしなければならない」と言及した。
中盤についてネガティブな発言をするハリルホジッチ監督だが、徐々にギアを上げて同点弾を挙げた今野についてはこうも述べている。
「もっと早い復帰を期待していたが、今野は2か月プレーしてなかった。だからUAE戦とは違った。今日は60分プレーをし、自分のコンディションを取り戻しつつある段階。しかし、まだトップフォームではない」
親善試合とはいえ、「(試合の)入りが軽かった、受け入れられない」と厳しい評価を下したハリルホジッチ監督だが、「このチームには脆い部分がある。それを知る意味でも今日は良い試合となった」とも話す。シリア戦を警告として、ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦(6月13日)に意気込んだ。
シリアを相手に、もどかしさが残るドロー劇を演じた日本代表。ワールドカップへの切符を懸けた大一番での、本領発揮に期待したい。
「(試合の)入りが悪かった。とくに中盤には満足していない」
不甲斐ない出来に終わった前半を、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が試合後の会見で嘆いた。とりわけ、アンカーの山口蛍、インサイドハーフに入った香川真司(10分で倉田秋と負傷交代)と今野泰幸が構成した先発の中盤は、序盤にプレーの精彩を欠いており、「デュエルで負けていた」と話す。
さらに指揮官は中盤について「守備でも攻撃でも相手にコントロールされていた。守備では相手と遠すぎた。攻撃の時は引いてボールを受ける姿が多かった」と振り返る。たしかに、守備時は相手に厳しいプレッシャーをかけることができず、攻撃では高い位置でプレーできていないことにより、前半には機能しない中盤の姿があった。
「デュエル」標榜するハリルホジッチ監督にとって、「軽い」プレーは決して許されない。会見ではしきりに、守備において「相手との距離が遠く、プレッシャーが甘い」と繰り返した。
そして「出場していたのに消えていた選手もいた」と苦言を呈する指揮官は、その選手に「少し厳しく話をしなければならない」と言及した。
中盤についてネガティブな発言をするハリルホジッチ監督だが、徐々にギアを上げて同点弾を挙げた今野についてはこうも述べている。
「もっと早い復帰を期待していたが、今野は2か月プレーしてなかった。だからUAE戦とは違った。今日は60分プレーをし、自分のコンディションを取り戻しつつある段階。しかし、まだトップフォームではない」
親善試合とはいえ、「(試合の)入りが軽かった、受け入れられない」と厳しい評価を下したハリルホジッチ監督だが、「このチームには脆い部分がある。それを知る意味でも今日は良い試合となった」とも話す。シリア戦を警告として、ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦(6月13日)に意気込んだ。
シリアを相手に、もどかしさが残るドロー劇を演じた日本代表。ワールドカップへの切符を懸けた大一番での、本領発揮に期待したい。