いきなり欧州挑戦も!? Jスカウトが争奪戦を繰り広げるU-17日本代表の大器

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年05月16日

冬のスペイン遠征で高い評価を得て。

5月14日のインターハイ予選・履正社戦は2-3の敗北。大垣の奮闘も実らず、興国は6回戦で姿を消した。写真:川端暁彦

画像を見る

 きっかけは、興國の一員として参加した冬のスペイン遠征だった。
 
 現地で高評価を受けたことから、ビジャレアルやレバンテとの試合映像をドイツやオーストリアのクラブに送ったところ、複数のクラブからリアクションがあり、練習参加のオファーが舞い込んだのだ。いずれも名門に分類されるクラブからのオファーで「世界トップレベルのクラブで練習できるのは楽しみ」と胸を躍らせている。
 
 宮市亮(現・ザンクトパウリ)が中京大中京卒業後にすぐ欧州へ旅立ったときも話題になったが、Jリーグには、新人選手の獲得に際して年俸と支度金(契約金)を強く抑制するローカルルールがある。欧州クラブが本気で選手獲得を図った場合、金銭面では大人の選手の場合の比ではない格差が生じ、Jクラブがまるで太刀打ちできなくなるのが現状だ。
 
 もとよりサッカーのレベルで言えば、欧州が世界の最前線であるところに議論の余地はない。Jクラブの争奪戦になりそうな若きタレントが、またしても別の道を選んだとしてもなんら不思議ではないのだ。
 
 いずれにしても、可能性を残すU-17ワールドカップ日本代表入りを含め、大垣の今後は要注目と言えそうだ。
 
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
【関連記事】
【高円宮杯】凄まじい破壊力! 清水ユースが誇るスーパーカルテット
久保建英は、具体的に何が凄いのか? 今さら聞けない逸材の真価とは
高校選抜はなぜJ選抜を圧倒できたのか?知られざる舞台裏の“変革”に迫る
浦和ユースの10番を背負う逸材、シマブクカズヨシ「18歳になったら決断しなきゃいけない」
2017高校サッカー界の目玉、安藤瑞季が見せた真骨頂「スペインの選手も露骨に嫌がっていた」
【高円宮杯】中村駿太が明かした電撃移籍の真相。「このままじゃトップに上がれない」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ