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【FC東京】“勝つためのプレー”にこだわる髙萩洋次郎。守備の面白さを知り、ピッチの指揮官になる

カテゴリ:Jリーグ

原田大輔

2017年05月06日

理想を追い求めはするが、それ以前に現実を見据えてプレー。

シドニーFCでは2015年1月から半年間プレー。ACLでは鹿島と対戦した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 満面の笑みを浮かべて、髙萩は「そこに達成感はあります」と言い切る。かつてはイケイケと言ってもいいほど、大の字が付くほど攻撃が好きだっただけに、その達観ぶりが気になった。果たして、変わるきっかけは何だったのか。
 
「シドニーFC(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC)に移籍した時ですかね。まず、シドニーでは、広島でやっていたようなサッカーは100パーセントできないじゃないですか。それで、理想を追い求めることを諦めるというか、その環境、その状況で自分に何ができるかを改めて考えた。
 
 その時、今のFC東京が目指しているサッカーじゃないけど、守備的に戦ってチャンスを窺うというか、勝つためのプレーにこだわるようになったんですよね。できないなりに、その中で何ができるかを考えるようになった」
 
 今も理想は追い求めている。ただ、それ以前に現実を見据えている。
 
「攻撃とか、ポゼッションのところはもちろん課題ですけど、現状、勝つために何をしなければいけないかと言われたら、今日みたいなプレーになる。自分のポジショニングがうまくいかないと、ちょっとチームとしても不安定な戦いをすることになってしまうので、そこは責任も感じています」
 
 だから髙萩は今、やるべきことを完遂する。
 
「ひとつポジションが下がったことで、試合の流れが見えるというのはある。そこが大きいかな」
 
 センスだけではない逞しさがある。攻撃という特徴を隠し持ったMFは、守備の面白さを知り、ピッチの指揮官になろうとしている。ときには流れを読み、意図してボールを後ろに下げることもあるが、その矢印はすべてがチームの勝利に向かっているのだ。
 
取材・文:原田大輔(SCエディトリアル)
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