イングランド・サッカー史において最高のMFのひとりに挙げられたスコールズに対しては、敵味方関係なく多くの賛辞が送られ、世界中の若い選手たちが彼のプレーを参考にし、後にサッカー界には優れたMFが生み出されていった。
そんな彼のもうひとつのキャリア、イングランド代表としての歩みは、97年5月24日、我が家とも呼ぶべきオールド・トラフォードで行なわれた親善試合の南アフリカ戦で始まった。
時は98年フランス・ワールドカップの予選の真っ只中であり、スコールズはこの年に5試合の代表戦に出場し、翌年のW杯本大会では主力としてグループステージの3試合、PK戦の末にアルゼンチンに敗れた決勝トーナメント1回戦と、全4試合でスタメン出場を果たし、チュニジア戦ではゴールも決めた。
EURO2000では予選のプレーオフ、敵地でのスコットランド戦で重要なゴールを挙げて本大会進出に大貢献。グループステージ初戦のポルトガル戦で先制ゴールを挙げたが、チームは逆転負けを喫し、ドイツには勝つも、ルーマニアとの最終戦を終了間際の失点で落とし、早期敗退となった。
2002年日韓W杯でもスコールズは中盤の中心選手として本大会に出場。自身の得点はなかったものの、全5試合にスタメンで出場し、彼にとっては最も多くの試合を戦った大会となった。チームは準々決勝でブラジルとの大一番に敗れている。
2年後のEURO2004では、イングランドはフランスに次ぐ2位でグループステージを突破したが、準々決勝で開催国ポルトガルにPK戦の末に敗退。スコールズはこの大会でもレギュラーとして全4試合に出場し、グループステージのクロアチア戦ではチームの1点目を決めた。
この大会を終えた時、スコールズはまだ29歳だったが、代表ではスティーブン・ジェラードやフランク・ランパードが重用されるようになったこともあり、クラブでのプレーに専念したいと、同年8月に代表引退を発表した。
最終的に代表キャップ数66(14得点)という成績を残し、惜しまれながら「スリーライオンズ」を離れたスコールズ。ちなみに、99年3月のスウェーデン戦で退場処分を受け、聖地ウェンブリーでの代表試合で退場となった最初のイングランド人という“記録”も残している。
こうして代表キャリアには終止符を打った彼だが、マンチェスター・Uではその後、9シーズンもプレーを続けることとなった。02-03シーズンのピーク(14点)に得点数は減っていったものの、時とともにプレーに円熟味を増し、中盤でのゲームメイク、チャンスメイクで存在感を示していった。
2011年5月に現役引退を表明し、コーチとして新たな道を歩み出したものの、半年後にチーム事情から現役復帰。12-13シーズン終了後に、今度こそ本当にユニホームを脱いだ。
20年のキャリアで手にしたタイトルは、プレミアリーグ11回、FAカップ4回、リーグカップ3回、コミュニティーシールド7回、CL2回、インターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)1回、クラブワールドカップ1回。個人では08年、母国のサッカー殿堂入りを果たしている。
引退してからは、生まれ故郷のクラブへの経営参画やマンチェスター・Uでの指導の他、様々な活動を行なっているスコールズ。現役時代は極度の取材嫌いとして知られたが、現在はコメンテーターとして、時に優しく、時に驚くほど辛辣な言葉を発して、今なお存在感を放ち続けている。
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