モナコはユーベにとって戦いやすい部類に入るチームだ。
さらにモウリーニョのインテルは、準決勝でバルサと戦う前、準々決勝でCSKAモスクワ(本田圭佑が所属していた)を引き当てるという幸運に恵まれた。それに対してユーベは、2年前のファイナルで屈したバルサを下して勝ち進んだ準決勝で、残る3チームの中ではもっとも格が低いモナコを引き当てた(ファーストレグは5月3日、セカンドレグは9日)。
モナコはタイプ的にもユーベにとって戦いやすい部類に入るチームだ。ここまでのCL10試合の平均ボール支配率が45.6%と、勝ち残った4チームの中では唯一50%を割っている。しかし、相手に主導権を渡して自陣で受けに回る堅守速攻型のチームではなく、コンパクトな陣形を高い位置に保って組織的なプレッシングを続けて、相手のミスを誘って一気に逆襲速攻を仕掛けようとする攻撃的でアクティブなスタイルを持っている。
高い位置でボールを奪い、そこから思いきり良く人数をかけて一気に敵陣になだれ込むショートカウンター、それをゴールに結びつける2トップ(ラダメル・ファルカオとキリアン・エムバペ)の傑出したクオリティーが大きな武器だ。マンチェスター・C(ベスト16)、ドルトムント(ベスト8)との4試合すべてで3得点ずつを奪った事実が、その攻撃力の高さを証明している。
しかし、ユーベはCL10試合でわずか2失点というヨーロッパ最強の守備力を誇る。しかも、2失点はどちらもセットプレー絡みであり、オープンプレーからはまだ一度も得点を許していないほどだ。
ボール支配率は55.6%と、ベスト4に勝ち残ったチームの中で最も高いが、これはボールのラインよりも前に人数をかけて強引に攻め込むことを好まず、常にボールロスト後の守備に備えて攻守のバランスを保っているため。ボールを失っても不用意なカウンターを食らうことはまずない。
モナコはドルトムントやマンチェスター・Cのように、守備よりも攻撃に軸足を置いてオープンな撃ち合いを挑んでくる相手には、その強力なカウンターアタックを武器に互角以上の戦いを見せてきた。しかし、ユーベ・レベルの慎重かつ堅固な守備力を備え、攻めている時にすら一切の隙を見せないチームにそのスタイルが通用するかどうかは未知数だ。
CL10試合で14失点という数字が示すように、一旦プレッシングを破られた後の守備は固いとは言えない。安定したポゼッションで無理をせずに敵の様子を窺いながら、一瞬の隙を逃さずフィニッシュへの道筋をつけるユーベのようなチームは、むしろ苦手なタイプだろう。
モナコはタイプ的にもユーベにとって戦いやすい部類に入るチームだ。ここまでのCL10試合の平均ボール支配率が45.6%と、勝ち残った4チームの中では唯一50%を割っている。しかし、相手に主導権を渡して自陣で受けに回る堅守速攻型のチームではなく、コンパクトな陣形を高い位置に保って組織的なプレッシングを続けて、相手のミスを誘って一気に逆襲速攻を仕掛けようとする攻撃的でアクティブなスタイルを持っている。
高い位置でボールを奪い、そこから思いきり良く人数をかけて一気に敵陣になだれ込むショートカウンター、それをゴールに結びつける2トップ(ラダメル・ファルカオとキリアン・エムバペ)の傑出したクオリティーが大きな武器だ。マンチェスター・C(ベスト16)、ドルトムント(ベスト8)との4試合すべてで3得点ずつを奪った事実が、その攻撃力の高さを証明している。
しかし、ユーベはCL10試合でわずか2失点というヨーロッパ最強の守備力を誇る。しかも、2失点はどちらもセットプレー絡みであり、オープンプレーからはまだ一度も得点を許していないほどだ。
ボール支配率は55.6%と、ベスト4に勝ち残ったチームの中で最も高いが、これはボールのラインよりも前に人数をかけて強引に攻め込むことを好まず、常にボールロスト後の守備に備えて攻守のバランスを保っているため。ボールを失っても不用意なカウンターを食らうことはまずない。
モナコはドルトムントやマンチェスター・Cのように、守備よりも攻撃に軸足を置いてオープンな撃ち合いを挑んでくる相手には、その強力なカウンターアタックを武器に互角以上の戦いを見せてきた。しかし、ユーベ・レベルの慎重かつ堅固な守備力を備え、攻めている時にすら一切の隙を見せないチームにそのスタイルが通用するかどうかは未知数だ。
CL10試合で14失点という数字が示すように、一旦プレッシングを破られた後の守備は固いとは言えない。安定したポゼッションで無理をせずに敵の様子を窺いながら、一瞬の隙を逃さずフィニッシュへの道筋をつけるユーベのようなチームは、むしろ苦手なタイプだろう。