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浦和ユースの10番を背負う逸材、シマブクカズヨシ「18歳になったら決断しなきゃいけない」

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年04月17日

俊英が目ざすのは、ペルー代表か、日本代表か。

夏に18歳となる。その前に、若きアタッカーはひとつの決断を迫られることに。写真:川端暁彦

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 聞き慣れない響きと字面の珍しい名前から分かるように、出身は異国にある。
 
 南米のペルーが、シマブクにとっての故郷だ。一方で、どことなく日本名を彷彿とさせるのは、彼が日系人だから。「お父さんのおじいちゃんが沖縄のひとだったんです」(シマブク)。その縁もあって、父親は日本で働くことを選び、「赤ちゃんの頃から埼玉人です」という育ち方をすることとなった。そんなシマブクが、浦和のユニフォームに憧れたのも自然な流れだった。
 
 そしていま、ひとつの選択を迫られている。つまり、自分が目ざすのはペルー代表なのか、それとも日本代表なのか。父親からは、こう言われたそうだ。
 
「それはお前が自分で決めるしかないことだ」
 
 日本の大地で育ったサッカー選手として、あの青いユニフォームに惹かれる気持ちは当然ある。一方で、両親が生まれ育った「ペルーが嫌なんてことはまったくない」のも確かな気持ちだ。
 
「18歳になったら、どちらにするか決めなきゃいけないと言われている」
 
 7月29日、シマブクは18歳になる。人生を左右する大きな決断になることは間違いない。ただ、最終的にどちらを選ぶにしても、夢は大好きなサッカーで明確に描いている。
 
「プロサッカー選手になって、いずれ海外でも活躍できるくらいの選手になる」
 
 憧れる選手はコウチーニョやエデン・アザール。ドリブルで相手を切り崩し、ゴールも奪っていくワールドクラスの動画は、何度も観てきた。彼らのようにゴールを決め続けて、自分の道を切り拓く。いま、シマブクが夢の実現のために考えているのは、まさにそのことだけだ。
 
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
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