今季はセビージャからC大阪への移籍を決断しながら、右足の違和感で開幕に出遅れるなど、苦しいシーズンのスタートを切った。代表でも、昨年の11月シリーズでリードを奪いかけたトップ下のポジション争いは、この2連戦で“貯金”がなくなった感がある。6月に控える最終予選(イラク戦)で出場機会を手にするには、猛チャージは不可欠だ。
「この(2連勝の)良い流れを6月に持って行きたいし、個々のチームに戻って意識しながらやらないと。今は、日本代表が勝ってワールドカップに行くのが一番大きな目標。自分としては、試合に出たなかでいかにゴールに絡めるかを考えたい」
過ぎてしまった過去は代えられないだけに、今後の活躍で心を覆う靄を振り払いたい。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)