DFながら「二桁ゴール」のS・ラモス、もはやバロンドール受賞も夢ではない⁉

カテゴリ:メガクラブ

工藤拓

2017年03月18日

そのヘディングはマドリーの攻撃に欠かせない武器に。

ヘディングの強さはまさに天下一品。いまやマドリーの貴重な得点源となっている。(C)Getty Images

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 2015年1月のジネディーヌ・ジダン監督誕生以降、マドリーはプレー内容でライバルを圧倒することは滅多にないながらも、極めて安定した結果を出してきた。セットプレーからの得点数の増加は、内容と結果の間にある矛盾を解き明かす1つのキーファクターだと言える。
 
 何より窮地のたびにチームを救うゴールを決めてきたS・ラモスは、もはや自陣より敵陣のゴール前での存在感のほうが際立つと言っても過言ではないほど、マドリーの攻撃に欠かせない存在となっている。
 
 すでにUEFAスーパーカップ、クラブワールドカップという2つのタイトルを手にしている今シーズン、S・ラモスがこのままDFとは思えない決定力を発揮し、マドリーが2011-12年シーズンのリーガ優勝と大会史上初のCL連覇を実現するようなことになれば――。
 
 S・ラモスが年末に、DFとしては2006年のファビオ・カンナバーロ以来、リオネル・メッシ、クリスチアーノ・ロナウド以外では2007年のカカ以来となるバロンドール受賞者となっても不思議はない。
 
文:工藤拓
 
【著者プロフィール】
1980年、東京都生まれ。桐光学園高、早稲田大学文学部卒。三浦知良に憧れて幼稚園からボールを蹴りはじめ、TVで欧州サッカー観戦三昧の日々を送った大学時代からフットボールライターを志す。その後EURO2004、W杯ドイツ大会の現地観戦を経て、2006年よりバルセロナへ移住。現在は様々な媒体に執筆している。
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