ミランが「史上初の快挙」を達成するも、本田だけが歓喜の輪から…

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年02月10日

本田だけがチームの輪から外れてロッカールームへ…。

ボローニャ戦後、ミランは控え選手を含めて歓喜を爆発させる。しかし、本田だけは……。(C)Getty Images

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 それでも、圧倒的不利の中でもぎ取った久々の勝利だけに、ミランにとって喜びはまさにひとしお。試合後にはヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はもちろん、選手たち、スタッフもピッチに飛び出して歓喜の輪が広がった。守護神ジャンルイジ・ドンナルンマは涙ながらに叫んでいたほどだ。
 
 しかし、それに一人だけ背を向ける選手がいた。そう、本田圭佑だ。選手やスタッフたちがサポーターの陣取るアウェースタンドの前までいき、喜びを分かち合っている最中、背番号10はそのセレブレーションに見向きもせず、うつむき加減で逆方向に歩き去る。そして、ボローニャの選手たちにまぎれるかのようにロッカールームに消えていった。
 
 ミラン入団4年目の今シーズンは、完全にバックアッパーに甘んじる本田。ここまでの公式戦26試合で、ピッチに足を踏み入れたのはたったの6試合(先発1試合)、プレータイムは計95分間と苦しんでいる。
 
 今冬の移籍市場では、MLS、中国、プレミアリーグ(サンダーランド、ワトフォード、サウサンプトンなど)、フェネルバフチェ、アタランタ、ラツィオなどが新天地候補に挙がるも、どれも具体的にはならず。メルカート最終日に届いたハルからのオファーは、本人が拒否したと伝えられる。
 
 とはいえ、右ウイングではいまやミランのエースとなったスソ、左ウイングでは1月に加わったジェラール・デウロフェウ(エバートンからレンタル加入)とルーカス・オカンポス(ジェノアから加入。レンタル元はマルセイユ)の後塵を拝し、ボローニャ戦は公式戦3試合連続で出番なしに終わった。
 
 そうした現状に鬱憤が溜まり、チームメイトと喜びを分かち合うような気分ではなかったことが、試合後の孤独な行動に繋がったということか……。
 
 ボローニャ戦の歴史的な劇的勝利を受けて、スカイ・スポーツは「ミランにとって最悪のときは、おそらく過ぎ去った」と伝えた。しかしそれも、本田だけは唯一の例外と言っていいかもしれない。
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