【横浜】齋藤学はなぜ10番にこだわり残留を決断したか――新生F・マリノスはどう変わる?

カテゴリ:Jリーグ

藤井雅彦

2017年02月09日

新エースの決断は可能性を秘めたチームだからこそ。

FC東京との練習試合で、10番のユニホームを初披露。この日は45分間でピッチを後にした。写真:藤井雅彦

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 齋藤が先頭に立ってチームを引っ張り、伸び盛りの若手が躍動し、外国籍選手がプラスαをもたらす。これが横浜の描く青写真だ。宮崎キャンプでは昨季から継続している戦術の浸透作業に多くの時間を割いた。新加入選手の中には適応に苦労しているプレーヤーもいるが、一方で既存戦力の底上げがなされているという見方もできるはずだ。
 
 モンバエルツ監督は「彼ら(既存戦力)にはアドバンテージがある」と目を細めた。チーム全体の完成度は高いとは言えないが、ベースとなる戦術は多くの選手に染みついている。
 
 未知数な部分はたしかに多い。だが、それは横浜が持つ伸びしろと捉えればいい。可能性を秘めたチームだからこそ、齋藤は他のJクラブへ移籍する選択肢がありながら、残留を決意した。生まれ変わった横浜がJリーグに新しい風を吹き込む。それに向けた胎動が少しずつ大きくなってきた。
 
取材・文:藤井雅彦(ジャーナリスト)
 
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