久保が語る“上手くいってない”部分とは?
久保はベルギーデビューマッチとなった24節のクラブ・ブルージュ戦でも、53分にゴール正面やや左の位置からのFKを任され、先制ゴールを決めている。
その時のことを改めて振り返ってもらうと、キッカーになることは「FKは裕也が蹴れ」と指示されたハーフタイムに決まったのだという。
実際にFKの場面が訪れると、2人のチームメイトが「俺に蹴らせろ」と言わんばかりに寄ってきたが、主将のナナ・アサレが「裕也!」と言い放ち、彼らはボールから遠ざかっていた。
セットされたボールの右後ろにはアサレ、左後ろには久保が立った。アサレが「これからボールを蹴るぞ」とモーションをかけ、壁とGKへの牽制をかけた次の瞬間、自信満々に久保が振り抜いた右足からのFKは大きな弧を描いて、ゴールへと吸い込まれていった。
この一連のやり取りから「ゴール」という結果を残したことで、久保はズルテ・ヴァレヘム戦でも「このPKはお前が蹴れ」というチームメイトからの絶対的な信頼を得たのだろう。
「このチームは結構優しい人が多いので(キッカーを)を譲ってくれる」と語る久保は、さらに「結果が出ていることが、僕にとって一番大事だと思います。だけど、結果が出ているからこそ、上手くいってないところが自分の中でより見えてくる気がします」と漏らす。
“上手くいってないところ”とは、味方との連係不足が挙げられる。
カウンターの起点としては機能している久保だが、味方とのコンビネーションという点では、お互いの動きを理解できず、パスミスも目立った。それについて久保は、冷静に自己分析する。
「点を取れていることは良いですが、プレーの中で、まだあまりチームにフィットしている感じがない。そこをもっと突き詰めていかなければと思います。味方のプレースタイルだったり、特徴だったり、自分がどこで受ければいいのかとか、曖昧になる時が多いので、その辺をしっかり合わせていかないと」
しかし、久保がヘントの入団記者会見を開いたのは1月26日とつい最近のことだ。それを思えば連係不足はあって当然だろう。試合を重ねるごとに、それも解消されていくに違いない。
文:中田 徹
その時のことを改めて振り返ってもらうと、キッカーになることは「FKは裕也が蹴れ」と指示されたハーフタイムに決まったのだという。
実際にFKの場面が訪れると、2人のチームメイトが「俺に蹴らせろ」と言わんばかりに寄ってきたが、主将のナナ・アサレが「裕也!」と言い放ち、彼らはボールから遠ざかっていた。
セットされたボールの右後ろにはアサレ、左後ろには久保が立った。アサレが「これからボールを蹴るぞ」とモーションをかけ、壁とGKへの牽制をかけた次の瞬間、自信満々に久保が振り抜いた右足からのFKは大きな弧を描いて、ゴールへと吸い込まれていった。
この一連のやり取りから「ゴール」という結果を残したことで、久保はズルテ・ヴァレヘム戦でも「このPKはお前が蹴れ」というチームメイトからの絶対的な信頼を得たのだろう。
「このチームは結構優しい人が多いので(キッカーを)を譲ってくれる」と語る久保は、さらに「結果が出ていることが、僕にとって一番大事だと思います。だけど、結果が出ているからこそ、上手くいってないところが自分の中でより見えてくる気がします」と漏らす。
“上手くいってないところ”とは、味方との連係不足が挙げられる。
カウンターの起点としては機能している久保だが、味方とのコンビネーションという点では、お互いの動きを理解できず、パスミスも目立った。それについて久保は、冷静に自己分析する。
「点を取れていることは良いですが、プレーの中で、まだあまりチームにフィットしている感じがない。そこをもっと突き詰めていかなければと思います。味方のプレースタイルだったり、特徴だったり、自分がどこで受ければいいのかとか、曖昧になる時が多いので、その辺をしっかり合わせていかないと」
しかし、久保がヘントの入団記者会見を開いたのは1月26日とつい最近のことだ。それを思えば連係不足はあって当然だろう。試合を重ねるごとに、それも解消されていくに違いない。
文:中田 徹