序列が急降下した本田と香川…、長谷部は新境地を切り拓く。

2014年1月のミラン加入以来、一番の危機に直面している本田。これまでのようにどん底からの這い上がりを再び見せるか、あるいは今度こそ移籍か…。 (C) Getty Images

ベッケンバウアー、マテウスといった過去の名手の名を用いての称賛を受けている長谷部。公私ともに充実の、今が旬の32歳である。 (C) Getty Images
◇本田 圭佑(ミラン)
前半戦の採点:10点
今シーズン成績:セリエA=5試合・0得点・0アシスト
ミラン入団4年目は、セリエAに加入して以来、最も苦しいシーズンに。モンテッラ新監督がレンタル帰りのスソを右ウイングの主力に抜擢すると、そのスペイン人アタッカーが大ブレイクしたことで、完全にベンチ要員に甘んじているのだ。
10節のジェノア戦で初先発したが、守備では失点に繋がるミスを犯せば、攻撃でもノーインパクトとチャンスを活かせなかった。以降は年内最終戦のイタリア・スーパーカップまで8試合連続でベンチスタートに終わり、ここまでのプレータイムはわずか95分間に止まる。
スソが絶対的な地位を築いた右ウイングではほぼノーチャンスで、試されている左ウイングでも序列は3~4番手と苦しい。2017年6月で契約満了だけに、オファーがあれば今冬の退団が現実味を帯びる。(サッカーダイジェストWeb)
◇長谷部 誠(フランクフルト)
前半戦の採点:90点
今シーズンの成績:ブンデスリーガ=14試合・0得点・0アシスト/DFBカップ=2試合・0得点・0アシスト
この日本代表キャプテンは、32歳にしてなお急成長を遂げている。今シーズンここまで、リーグ戦14試合に出場し、うち13試合で先発フル出場を果たした。日本代表ではその絶対的な地位は変わらず、最終予選全5試合に先発フル出場している。
リーガ開幕からアンカー、あるいは2ボランチの一角としてプレーしてきたが、降格争いからCL出場権争いを繰り広げるチームへと変貌させたコバチ監督にその戦術眼の高さを評価され、中盤戦以降は3バックの中央として起用された。
今やリーガでも指折りの戦術的完成度の高さを見せるフランクフルトだが、そこで長谷部が果たす役割は大きい。最後尾で最も危険なスペースのケアをしつつ、相手FWがボールを受けに下がれば食い付いて潰す長谷部がリベロに入ったことで、守備の安定性は高まった。(山口裕平)
前半戦の採点:10点
今シーズン成績:セリエA=5試合・0得点・0アシスト
ミラン入団4年目は、セリエAに加入して以来、最も苦しいシーズンに。モンテッラ新監督がレンタル帰りのスソを右ウイングの主力に抜擢すると、そのスペイン人アタッカーが大ブレイクしたことで、完全にベンチ要員に甘んじているのだ。
10節のジェノア戦で初先発したが、守備では失点に繋がるミスを犯せば、攻撃でもノーインパクトとチャンスを活かせなかった。以降は年内最終戦のイタリア・スーパーカップまで8試合連続でベンチスタートに終わり、ここまでのプレータイムはわずか95分間に止まる。
スソが絶対的な地位を築いた右ウイングではほぼノーチャンスで、試されている左ウイングでも序列は3~4番手と苦しい。2017年6月で契約満了だけに、オファーがあれば今冬の退団が現実味を帯びる。(サッカーダイジェストWeb)
◇長谷部 誠(フランクフルト)
前半戦の採点:90点
今シーズンの成績:ブンデスリーガ=14試合・0得点・0アシスト/DFBカップ=2試合・0得点・0アシスト
この日本代表キャプテンは、32歳にしてなお急成長を遂げている。今シーズンここまで、リーグ戦14試合に出場し、うち13試合で先発フル出場を果たした。日本代表ではその絶対的な地位は変わらず、最終予選全5試合に先発フル出場している。
リーガ開幕からアンカー、あるいは2ボランチの一角としてプレーしてきたが、降格争いからCL出場権争いを繰り広げるチームへと変貌させたコバチ監督にその戦術眼の高さを評価され、中盤戦以降は3バックの中央として起用された。
今やリーガでも指折りの戦術的完成度の高さを見せるフランクフルトだが、そこで長谷部が果たす役割は大きい。最後尾で最も危険なスペースのケアをしつつ、相手FWがボールを受けに下がれば食い付いて潰す長谷部がリベロに入ったことで、守備の安定性は高まった。(山口裕平)
◇香川 真司(ドルトムント)
前半戦の採点:60点
今シーズンの成績:ブンデスリーガ=7試合・0得点・1アシスト/CL=2試合・2得点・1アシスト/DFBカップ=1試合・2得点・0アシスト
リーグ優勝を目指すドルトムントの香川にとって、この前半戦は苦悩の半年となった。激しいポジション争いに加え、右足首の負傷が長引き、リーガでは出場7試合、1アシストに止まった。
シーズン開幕直後は順調に出場時間を重ねたが、8月末からの代表活動期間中に右足首を痛めたことで歯車が狂い始める。その後、チームは急激に調子を上げ、負傷の影響で機を逸した香川はベンチに座る時間が長くなった。
11月末からは、痛みを抱えながらも騙し騙しプレーしてきた右足首の治療に専念するため、3週間ほど戦線を離脱。年内最終戦で復帰を果たして1アシストを記録したものの、病み上がりということで本調子からは程遠かった。(山口裕平)
前半戦の採点:60点
今シーズンの成績:ブンデスリーガ=7試合・0得点・1アシスト/CL=2試合・2得点・1アシスト/DFBカップ=1試合・2得点・0アシスト
リーグ優勝を目指すドルトムントの香川にとって、この前半戦は苦悩の半年となった。激しいポジション争いに加え、右足首の負傷が長引き、リーガでは出場7試合、1アシストに止まった。
シーズン開幕直後は順調に出場時間を重ねたが、8月末からの代表活動期間中に右足首を痛めたことで歯車が狂い始める。その後、チームは急激に調子を上げ、負傷の影響で機を逸した香川はベンチに座る時間が長くなった。
11月末からは、痛みを抱えながらも騙し騙しプレーしてきた右足首の治療に専念するため、3週間ほど戦線を離脱。年内最終戦で復帰を果たして1アシストを記録したものの、病み上がりということで本調子からは程遠かった。(山口裕平)