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花火もサンドイッチも飛び交う熱狂ぶり!? 日本代表が警戒すべきタイの新鋭も台頭した東南アジアサッカーの祭典「スズキカップ」

カテゴリ:国際大会

佐々木裕介

2016年12月22日

育成年代の強化を図るミャンマーの進歩を実感。

近年の躍進によってミャンマーのサッカー熱も年々高まってきている。写真:佐々木裕介

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2016年12月8日(木)/準決勝2ndレグ「タイ代表vsミャンマー代表」/タイ・バンコク
 
 早朝にハノイ・ノイバイ空港へ移動。バンコク行きフライトの搭乗ゲートで嬉しい出会いもあった。前日ファイナリストとなったインドネシア代表と同じ便だったのだ。
 
 寛ぐ彼らに図々しくも話しかけたのだが、皆嫌な顔ひとつせず順々に今大会のエピソードを聞かせてくれた。中でも印象的だったのは「俺たちは日本代表と試合がしてみたい!」と、少し自信ありがちな顔で言い放ったファイナリストたちのキラキラと澄んだ眼であった。
 
 バンコク到着後にスタジアムへ直行、かなり早く現場入りした自負はあったのだが、前日同様、開始が待ちきれないファンで周辺はごった返していた。彼らに平日休日の境はあまり存在しないのだろう。
 
 前回覇者・タイ代表がホームへ迎え入れたのが、近年急速な進歩を魅せるミャンマー代表だ。その躍進のキーマンは間違いなくミャンマーサッカー協会(MFF)会長を務めるゾー・ゾー氏である。
 
 2005年に会長へ就任すると積極的な投資を遂行し育成年代の強化を図ってきた。これはアジアでも評価され、2013年にMMFはアジアサッカー連盟(AFC)からドリーム・アジア賞を受賞し、15年には初のU-20ワールドカップ出場も果たした。まさに撒いた種が時を経ていま花開き始めているのだ。
 
 偶然にもVIPエントランスの前で氏とすれ違い声を掛けたのだが、「試合の抱負を」という著者の問いかけに『簡単ではないけれど、どうなるか楽しみです。ワクワクするね!』と癖のない流暢な日本語で応えてくれた。セレブリティが時折見せる“作った笑顔”ではなく、著者のような一般人の心をも擽る“ナチュラルなスマイル”がとても印象的だった。
 
 試合はミャンマー代表の善戦も敵わず、タイ代表が4-0で勝利。インドネシア代表が待つファイナルへと駒を進めた。しかしミャンマー代表のクオリティの高さに衝撃を受けたこともここに記しておきたい。
 
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