• トップ
  • ニュース一覧
  • 【高卒ルーキー誕生秘話】C大阪入団内定の桐光学園GK、茂木秀。野球少年だった偉丈夫がプロへの道を拓くまで

【高卒ルーキー誕生秘話】C大阪入団内定の桐光学園GK、茂木秀。野球少年だった偉丈夫がプロへの道を拓くまで

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2016年12月13日

桐光学園を選ぶ決め手となったのは、あのU-19日本代表FW

正守護神となったのは高3になってから。最後尾で圧倒的な存在感を示す。写真:石倉愛子

画像を見る

同じマンションに住んでいた1つ年上の幼馴染とは……。U-19日本代表の小川(右)がそのひとだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 サッカーの世界でも台頭は早かった。
 
 茂木の恵まれた体躯は、両親から受け継いだものだ。父も、バレーボール経験者の母も長身で、圧倒的なサイズは当時から武器だった。中学時代には将来性を買われてトレセンに選ばれるようになり、桐光学園を含む複数の高校チームから誘いを受けた。茂木が桐光学園を選んだのは「近所の兄貴分」の存在が大きかった。同じマンションに住んでいた1学年上の小川航基(現ジュビロ磐田)が入学したため、一緒にプレーしたいという思いが決め手になったという。
 
 とはいえ、やや安易な決断だったため、最初は苦労もした。桐光学園は、元日本代表MF中村俊輔(現横浜F・マリノス)をはじめ数多の名手を輩出している名門校だ。当然、入部してくる選手のレベルも高い。GKもセービングだけでなく、コーチングや攻撃時のビルドアップなど足下でのボール処理技術も要求される。
 
 そんななかに、30回程度のリフティングが精一杯のまま入部したのだ。「本当に場違いなところに来たと思った。みんな、サッカーに懸けている思いの強さが伝わってきたけど、自分はジュニアユースで楽しくやっている気分のままだった。はっきり言って、あのときの自分には『高さ』しかなかった」と茂木は述懐する。
 
 しかし、元来の勝負根性は野球であろうが、サッカーであろうが無関係に発揮される。下級生のうちは、守備時の判断力や足下でのボール処理が課題でなかなか試合に出場できなかったが、「誰よりも努力してきた自信がある」という茂木は、いまでは高精度のキックでカウンター攻撃の起点を作るほどに成長を遂げた。
 
【関連記事】
【選手権出場校】神奈川・桐光学園|苦闘の連続で培ったメンタリティー。さらなる組織熟成を図るスター軍団
【高校サッカー勢力図】選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキングを発表!! あなたの出身地は何位?
【高校選手権】今大会のJ下部組織・人材輩出数ランキングを発表!! 最多16人を記録したクラブは?
選手権名鑑は明日12月7日発売!! 出場全48チーム・1440選手のデータを完全網羅した決定版
高校選手権の組合せが決定! 市立船橋、東福岡の相手は?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ